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天才経営コンサルタントとして、企業を5000社以上成功させた「経営指導の神様」船井幸雄を本物研究所社長・佐野浩一が徹底研究!

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「よく会長は、『自然の摂理に従おう』と
おっしゃいますよね。その中に、いつも
『共生』というキーワードをあげられますが、
どうすればうまく共生できますか?」


突然ですが、船井会長にちょっとインタビュー
してみたのです……。


「自然の摂理を一言で言うと宇宙運営の
ルールだといえます。それは“単純に生きた
方がいい”ということです。
まずは、“良心”に従って正しく生きる。
自然や他人と共生していくためには、エゴでは
ダメだ。世のため、人のために生きようと
しなければならないと思いますね。


また、自分に備わっている長所を伸ばす
という姿勢も大切。現役のコンサルタント
として、いまの世の中では、拡大ではなく
共生、グローバルよりもローカル、エコノミー
よりもエコロジーが望まれていると肌で
感じています。」


「なるほど、よくわかる気がします。
それでは、いまの資本主義社会において、
“単純に生きる”とはどういうことか教えて
ください。」


「資本主義は、明らかに限界を迎えていると
思います。システムは複雑になりすぎているし、
資本主義を支える会社組織もそう。複雑になる
ということは、さきほどの
“天地自然の原則”=“単純に生きる”というのに
反します。
時代が求めているものと、バランスが取れなく
なっているんですよ。じゃあ、どうするか?
モノは、もういっぱいある。カネも十分ある。
そうなると、心の問題を追求するしかない。
要は、いま、自分が幸せだと思えるかどうか。
これが、一番大事です。」


なるほど……。船井会長のコメントには、
やはり重みがありますね。資本主義自体、
スミからスミまで競争の原理でできあがった
システムです。しかし、人間の心の問題に
立ち返ると、こうしてすべての答えが出るの
ですね。まさに、本質を突きまくっていると、
私は思います。
そこで、あらためてみなさんに質問です。
「あなたは、いま本当に幸せですか?」


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今から13年前、船井会長は
「未来への分水嶺」(1995年、PHP研究所刊)に、
まるでその後の社会の動きを読んでいたかの
ような文章を書かれています。その中で、競争は
人間にとって、本質的に不幸なことだと断言して
おられるのです。ちょっと、そのポイントを箇条
書きであげてみます。


1.マクロに見ると、自然は、人がまちがった
環境をつくってしまった時のみ競争を生んでいる。


2.競争より、助け合い、教えあうことの方がベターな
 ことは少し勉強すると、だれでもわかる。


3.普通は他人を不幸にし、他人から恨まれると
自分も不幸になる。これが、「天の理」である。


4.競争は、競争相手の不幸を喜ばなければない
ような、人間にとって本質的に不幸なことをつくり
出す。


5.たとえ勝ったとしても、こうして自分も他人も
不幸になる。誰も「幸せ」にはならないのに、
競争を善として認めなければならないのが、
資本主義が生み出した根本的な矛盾である。


6.敗れた人々から恨まれることが、勝った自分の
幸せになると仮定しなければならない、知的生物
として最大級の良心の矛盾を人間に与えるのが
競争である。


じっくり読んでみると、たいそう奥が深い内容ですね。
そこで、私なりにちょっとまとめてみました。
競争は、刹那的で自己中心的な“喜び”を生むかも
しれませんが、持続可能で利他的な“幸せ”は
何ひとつ生まない……。
だから、「共生」を考えて生きたいです。


そして、共に育っていきたいですね。本音をいえば、
自分のことは他の誰よりも大事じゃないですか……?
その大事さを本気で認識したら、きっと他者のことを
本気で大事にできるんです。大切な人だから、
喜んでもらえるとうれしい……。
これが、「共生」への原点でしょう。
明るい未来へ向けて……。めざそう! 船井幸雄!


月刊フナイ☆メディアより転載)

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今から少し前のこと。
小学校の運動会などで見られた光景。
手をつないで、「よーい、ドン!」
そして、みんなで仲よく手をつないでゴール!
何とも平和な光景でした……。

ちょっと待ってください……!
ホントにこれでよかったのでしょうか? 
これは「平和な光景」などでは決してありません。
「目を疑うべき光景」といった方が適切です。
その後、いつの間にかこの奇妙な光景は
運動会から姿を消しました。当然の結末です。
これって、よく考えてみると、思いっきり
「強者の論理」だと思われませんか? 


「負けさせてはいけない」という強者の立場から
見た視点がこの奇妙な光景を生んだはずです。
こんなゴールの仕方をした「かけっこが苦手な
子ども」は、果たして手放しで喜べたのでしょうか?
もし“喜ばせた”とすれば、それは大人のついた
「ウソ」でしかありません。かけっこに勝つのが
よいことで、負けるのはよくないこと。
そう決めつけているからこそ、こんな発想が
生まれたのだと、私は考えています。


勉強はできるけど、かけっこは遅い子。
かけっこは速いけど、勉強は苦手な子。
かけっこは遅いけれど、野球は上手な子。
木登りは上手だけど、かけっこは遅い子……。
いろんな子がいます。これって……、
すべて「個性」です。
できることも、できないことも、すべてその子、
その人の個性です。みんなそれぞれに苦手なことも
あれば、得意なこともあるんです。何も覆い隠す
必要はありません。


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実は、そもそも「競う」から、勝ってうれしい……。
スポーツやゲームなど競技ルールのあるものは、
それはそれでよいのだと思います。
しかし、そうしたものも、多くは「戦(いくさ)」が
ベースとなって生まれたものだと想像できますから、
何となく悲しい気もします。私たち人間の歴史
というのは、まさしく「戦」の繰り返しそのもの
なのですから……。


より多く取ろうとするから、争いは生まれる。
相手より上だと思いたいから、戦ってしまう。
これが本質。
しかし、競ってしまうから、残念ながらサービスだって
「金太郎飴」のようになる。でも、サービスって、本来は
競うものではないはず。お客様本意の視点からすれば、
向こうがやっているから、うちでも……という発想では、
本当にご満足いただけるサービスなど生まれるわけが
ありません。お客様の笑顔を純粋に思い浮かべてみると、
そこに競争なんてありえないと、誰でも気づくはずですね。

 
そもそも「差別化」という言葉の存在が、ビジネス界を
はじめどこの世界においても、過激な競争を生むことに
つながっているように思います。結局、比較し差別化
しようとするから、競い、争うのです。船井流の原点は、
「長所伸展」。よいところ、得意なところを、さらに伸ばす
のが「長所伸展」。この考え方は、「差別化」ではなく、
ズバリ「特色化」の方向性です。それなら、他人や
他社と比較し、競い、争う必要はありません。


「差別化」はもうやめたいものです。結果的にプラスに
働かないことは、周知の事実ではないでしょうか?
 
それぞれの長所どうしなら、競争しないでやっていけます。
これが「共生」の第一ステップだと、私は信じています。

月刊フナイ☆メディアより転載)

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