
本物研究所社長・佐野浩一が贈る環境コラム。皆で私たちの地球を守っていきましょう♪
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「いただきます!」
私たちは、日々野菜や動物の命をいただいています。
その命に対する感謝の気持ちが「いただきます!」。
そして、愛情込めて料理してくれた人や、生産者や、
自然の恵みに対する感謝の気持ちが
「いただきます!」のひと言に集約されているわけです。
いろんな解釈があるようですが、私はこの考え方が
もっともしっくりくるように思います。
この「いただきます!」の精神をどんどん大きく、
深く広げていくと、私たちは、地球、人、動物、植物……、
生きとし生けるものすべてに対して、もっともっとやさしく
なれるのではないでしょうか。
近年、「いただきます!」を一人でいう子たちが増えて
いるそうです。または、「いただきます!」をいわずして
学校に出かける……、つまり朝食を食べない子たちも
増加傾向にあるようです。
平成12年度「児童生徒の食生活等実態調査」によると、
小学5年生で15.6%、中学2年生で19.9%が朝食を
食べていないことがわかります。
40、50代の男性でも、10%以上が食べていないのです。
子どもの場合は、発育や集中力の低下に影響が
出る可能性があります。家族がそろって食べられない
現状では、親子間のコミュニケーション不足にも
つながります。食は、“空腹”を満たすだけでなく、
“心”までも満たしてくれます。だからこそ、
もっともっと大事にしなければならないですよね……。
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「ごちそうさま!」
同じものを食べても、その環境によって楽しさは変化します。
6つの「こ」食化ってご存じですか?
1 個食(家族それぞれが好きなものだけを食べる)
2 固食(いつも決まったものしか食べない)
3 子食(子どもたちだけで食事をする)
4 孤食(一人きりで食事をする)
5 小食(食が細く、食べる量が少ない)
6 粉食(粉を使った主食、パン、パスタ、麺を好んで食べる)
これらは、まさに現代の食生活の悪化につながっている
要因なのです。
一方、食事内容の変化も際立っています。
昭和36年と平成16年を比べてみますと、
米類は48.3%から23.4%に半減、その逆に畜産物、
油脂類、小麦はまとめて19.2%から42.3%に倍増。
当然、栄養状況も、炭水化物が0.68倍なのに対し、
脂質が何と2.3倍に増えています。
豊かな心で、豊かな「ごちそうさま」をいえる環境を、
大人として、社会として整えていかねばなりません。
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この一年間、地球の抱える危機的状況、克服すべき課題、
私たちができるちょっとした工夫、暮らしのあり方、
ロハス的視点、そして食のあり方など、思うままに
書かせていただきました。いよいよ最後にお伝えしたい
ことは、家族のあり方。
とにかく気忙しく、殺伐とした世の中になってきました。
しかし、原点を忘れてはいけませんね。自分のまわりの
人を大事にできなければ、地球を大事にすることなんて
できません。まずは、私たちそれぞれにもっとも近しい
家族を大事にしたいですね。
「おかえりなさい!」
貴方のお家は、必ず貴方を待っていてくれます。
だから、「お家にかえろう!」
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最後になりましたが、これまでお読みいただいた読者の皆さん、
拙稿に毎回華を添えてくださった赤池キョウコさん、
編集担当の高岡良子さん、いつも陰ながら応援してくださった
T・Kさん、本当にありがとうございました。
これにて千秋楽。
でも、
私たちの地球キラキラ星計画はこれからも続きます。

(月刊フナイ☆メディアより転載)
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「えっ、またロハスのお話?」
そういわないでください。これで最後です。
もう一度ロハスのまとめを……。
1,健康的な暮らし
「食べる」「動く」「考える」「眠る」といった
一連の活動が健康的であること。
2.自然環境への配慮
快適で、健康な暮らしを実現するためには、
私たちだけでなく、取り巻く自然環境も“健康”で
なくてはなりません。
3.五感を磨こう
ロハスのあり方は、人の数だけあります。
自分にとって必要か、必要でないか、つまり「本物」で
あるかどうかを自分の感覚で見極める力が必要です。
4.古いものと新しいもの
最先端の技術だから“よい”というわけではありません。
新旧それぞれのよいところ、必要なところをバランス
よく選び、融和させることが大事です。
5.つながりを意識する
社会も環境も、すべて自分とつながっています。
口にする食べ物がどこから来たのか?
捨てたゴミはどこへ行くのか? この商品を買ったり、
消費し続けると、地球にどんな影響を及ぼすのか?
いつも、“その先”に何があるのかを考えてみたい
ものです。
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さて、今回は「食」について考えます。
「皆さんの好物は何ですか?」
私の好物を恥ずかしながら告白します。
カレーライス、ハンバーグ、エビフライ、ミンチカツ、
天ぷら、味噌ラーメン、ハンバーガー……。
想像しただけで胸焼けしてしまう方もおられる
でしょうね。
しかし、わが家ではこうしたメニューを口にすることは
めったにありません。手前味噌ながら、健康を気遣う
妻のちょっとした配慮なんですね。ほおっておけば、
さっきのようなものばかり食べてしまうので、せめて
家では……ということなんだそうです。ありがたいこと
です。

そもそも、日本人は穀物、野菜、発酵食品
(醤油、味噌、漬物など)中心の食生活をおくって
きました。戦前は「一汁一菜」が基本だったのです。
私の好物については、「欧米かっ!?」って、
頭をポンとやられてしまいそうです。
調味料の消費量について、とってもおもしろいデータが
あります。
20年前に比べて、醤油は約40%減、味噌も約30%減。
反対にドレッシングは約2倍、マヨネーズは約20%増と
なっています。食の“欧米化”がさらに進行していることが
ここからもうかがわれます。
もともと日本人の腸は、欧米人よりも20%近く長く、
食べたものが排出されるまでの時間が長いのだ
そうです。食物繊維が豊富な穀物や野菜は、
腸内細菌のエサとなり、腸内環境を良好に保つのに
貢献してきました。その反面、欧米食に多い肉は、
腸周辺の脂肪層を厚くし、腐敗しやすく、長い腸内の
環境を悪くしてしまうようです。私たちは、もう一度
日本食を見直す必要がありそうです。
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現代の食事は、極論すれば食品添加物のオンパレード。
お味噌一つをとっても、まるで“お味噌味の食品添加物”の
ようなものが存在します。一方、外食をすると、どうしても
脂っこいものを食べてしまいがち。油は酸化するので、
体が酸化傾向になってしまいます。一人ひとりがより
健康を意識すること。
これも、立派な「地球にやさしいロハス」の考え方です。
できる限り、体によいものを「自ら選んで食べる」ように
したいものです。
近年、一人でご飯を食べる子どもたちが増えている
そうです。好きなもの、決まったものしか食べない
傾向も強いと聞きます。子どもたちのためにも、
家族で食べる安心安全な食を、社会的課題として
真剣にとらえたいと思います。
「スローフードを家族で食べよう!」
食事本来の楽しさや喜びを実感したいですよね。
だから、お家にかえろう!

(月刊フナイ☆メディアより転載)


