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昨年の夏、クール・ビズが日本国内に鮮烈なデ
ビューを果たしました。私たちも、早速導入し、一
年が過ぎようとしています。地球温暖化対策のひ
とつとして、「ノー上着、ノーネクタイ」で、地球環境
にやさしい働き方をしようというもの。当時の半そで
シャツの売れ行きといったら、びっくりするほどでし
たね……。
国会議事堂にも旋風を巻き起こしました。週刊誌
にも、写真つきでボロクソに書かれるかわいそうな
センセイ方もおられました。それでも、みなさん、今
年も堂々と続けておられました。それにひきかえ、
ガンとしてネクタイをおやめにならないセンセイ方も。
小泉さんに対する賛否両論はあれど、よいことなら
みんなで一緒にやってもよかろうと思います。
暑いと上着を脱ぎますね。ネクタイだって外すこと
があります。だったら、「はじめからしないでいきま
しょう」っていうこと。小池百合子氏がいわれるように、
男性がネクタイを外すと、女性がひざ掛けなしにオフィ
スで仕事ができるわけです。暑い人もいれば、寒い人
もいる。でも、「ちょっとだけ他人のことも考えましょう、
そして実は地球環境にもいいんですよ」というスタンス
は、とってもカンタンでわかりやすいと思うのです。
一方、「チームマイナス6%」も、ずいぶん定着した感
があります。京都議定書の目標達成のため、CO2削減
を目的として、次の6つのプランが提案されました。

ACT1:温度調節で減らそう
(冷房は28℃、暖房は20℃に設定しよう)
ACT2:水道の使い方で減らそう
(蛇口はこまめにしめよう)
ACT3:自動車の使い方で減らそう
(アイドリングをなくそう)
ACT4:商品の選び方で減らそう
(エコ製品を選んで買おう)
ACT5:買い物とごみで減らそう
(過剰包装を断ろう)
ACT6:電気の使い方で減らそう
(コンセントをこまめに抜こう)
いかがですか? ちょっと工夫すればやれることばかり
じゃないですか?
家庭でも、コンセントを抜いて寝るだけで、電気代がけ
っこう違うんです。電気代が安くなる=電気の使用量が
減っているということ。電気の供給量をどうやって増やそ
うかって議論する前に、使う量を減らすという考え方は、
これからの時代にとても必要な視点だと思います。
水だって、ちょっと工夫すれば減らせます。出しっぱなし
にしていた蛇口をこまめにしめたら、あら簡単!これだけ
で何リットルものお水が節約できます。要は、一人ひとり
がちょっと気をつけるだけで、環境問題における「百匹目
の猿現象」を起こせるように思うのです。
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日本は京都議定書を批准したことで、2008年からの5
年間、各年の温暖化ガスの排出量を、基準年である1990
年比平均6%減らす義務があります。しかし、速報値に
よれば、総排出量は基準年比7.4%増えており、削減目
標と比べ、13%以上も超過している。環境先進国!?
日本が目指しているのは、確かそうでしたよね?
はっきりいって、このままだと「アホか!」といわれます。
森林による吸収量や京都議定書に基づくあらゆる削減
方法を活用しても、まだあと8%排出量を減らす努力が
必要となるそうです。これは、全国民が一ヶ月間全くエ
ネルギーを使わない生活に相当する膨大な量でなんです。
季節は秋。ネクタイ&スーツスタイルがまた街に戻ってき
ました。でも、決して忘れてはいけません。環境対策は夏
だけの季節行事ではないことを。マジメに「マイナス6%」
に取り組まなければ、日本は諸外国から置いてきぼりをく
うことになってしまいます。お世話になっている地球にせめ
てもの感謝のしるしを行動で示したいものですよね。
(文責 佐野浩一)

(月刊フナイ☆メディア1より転載)

