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天才経営コンサルタントとして、企業を5000社以上成功させた「経営指導の神様」船井幸雄を本物研究所社長・佐野浩一が徹底研究!【毎月第3木曜日掲載】

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勉強といえば、学校での教科の学習を思い出します。
しかし、お仕着せの勉強はなかなか好きになれないし、
身にもつきにくかったように記憶しています。
つまり、勉強はキライでした。元教師のいうことでは
ありませんね……。


しかし、今は、胸を張って「勉強大好き」といえます。
これもまた船井会長のおかげです。船井会長は、
ホントに勉強好き。常に、もっとよいもの、本当に
正しいことを強く求めておられます。
ですから、どんなことからも、そして老若男女問わず
誰からも、謙虚に学ぶ姿勢をお持ちです。


「自分のことはおいといて……」というトップの言葉は
心に響きませんが、うちの“親分”のいうことには
ズシーンと重みがあります。船井会長は、いつも、
「自分が実践してよかったことを人に薦めはしても、
決して強制はしない」というスタンスをとられます。
行動にうつすか、うつさないかは、主体的に本人が
決めることだ考えておられるからです。ある面、とても
厳しいと思います。しかも、見ておられないようで、
しっかり見ておられるものですから、見られる側としては
なかなか大変です……。


しかしながら、会長の言動は常に変わられませんから、
いつの間にか私もグループの社員たちも、勉強好きに
なってきた気がします。
職場での言動や仕事の達成レベルを観察していると、
学ぼうとする姿勢の強い人はその分伸びるスピードが
早いことはいうまでもありません。熱心に勉強する人は、
確実に育っているのです。しっかり結果に出るということ
ですね。OJT(実際の仕事から学ばせる社員教育方法)や
社員研修云々と、こだわれば様々な形がありますが、
会長のとられる姿勢はまさに教育そのものです。
ご本人は、「僕は教育者ではないから……」と
おっしゃいますが、“船井流教育”はいろんな場面で
見事に定着しているといってよさそうです。


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さて、ちょっと確認したいことがあります。
ここまでお読みいただいて、「勉強=読書」とイメージ
された方がほとんどではないでしょうか?当社の
スタッフも、この質問を投げかけるまでは、ほぼ全員が
読書だけを想定していたようです。確かに重要な
手段であることには違いはありません。


しかしながら、学びは書物からしかできないもの
でしょうか?答えは、もちろん「ノー」ですよね。
船井会長は、常々次のように表現されます。


「勉強とは、知らないことを知ることです。ですから、
素直であるということは、勉強好きになる必須条件
なのです。素直というのは、自分が知らないことについて、
過去の常識や自分の経験と一致しないからといって、
頭から否定しないということです。勉強好きな人は、
知らないことに興味があって、よほどのことでない限り
どんなことにも関心を持つものです。興味を持っていると、
それに関する様々な情報や知識が入ってきます。
周りの人も喜んで話をしてくれるようになります。」


これを、成長のための善循環というのでしょう。
そして、勉強の対象とは、書物だけでなく、自分の
周囲の人々、自分に起こること、不思議に思うこと……
など、様々なところに転がっているものなのですね。
ですから、結果として、「何からも勉強できる」というのが
真理だといえます。


もうひとつ、忘れてはならないことがあります。
船井会長の言質を振り返ってみると、どうやら
「考える」「仮説を立てる」「調べる」「検証する」
という行動そのものも、「勉強」の中に含めて
おられることです。
カンタンにいうと、「なぜ?」
「どうして?」を、深く掘り下げていくということでしょうか。
皆さんも、幼い頃、大人に「なぜお月様は丸いの?」とか、
「どうしてお月様は夜になると出てくるの?」などと
素朴な疑問を投げかけたことがおありでしょう。
大人になると、たぶん“知ったかぶり”が増えるのだと
思います。


でも、知ったかぶりはいけませんね。自ら成長を止めて
しまいます。もったいないです。「万有引力の法則」だって、
「どうして、りんごは木から落ちるのか?」という極めて
素朴な疑問から生まれたのです。だから、素直でないと
学べないのです。「勉強」の最大の目的は、このように
思索を深めていくプロセスそのものなのだと、船井会長から
教えていただいたと私は思っています。


月刊フナイ☆メディアより転載)

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船井会長は、よく
「すべてのことは波動の原理で説明できる」
「世の中は波動の原理で成り立っている」と
おっしゃいます。そこで、あらためて波動の原理を
あげてみたいと思います。

波動の原理①:同じような波動はお互いに引き合う
波動の原理②:異なる波動は排斥しあい、相殺する
波動の原理③:出した波動はフィードバックされる
波動の原理④: 波動には優位の波動と劣位の波動が
あり、優位の波動は劣位の波動をコントロールできる。


ここから、次のようなことが考えられます。
波動の原理でいえば、私たちが何かをすると、
そのすべてが世の中に何らかの影響を及ぼす
ことになります。行動を起こさなくても、思った
だけで影響を与えるともいわれます。
そうして、周囲に伝わった波動は、まず自分に返って
きます。自分が出した波動ですから、返ってくる波動も
それと同質、つまりよい波動ならよい波動が、悪い
波動なら悪い波動が返ってくるのです。


だからこそ、顔ってとっても大切です。顔はひとつの
玄関口。ですから、どんな表情をしているか、どんな
顔つきをしているかで、あらゆることが変わってくると
いってもよさそうです。そして、その逆もまた真なり。
よいことをしていると、どんどん人相がよくなってくるし、
よくないことをしていると、どんどん人相がゆがんでくる……。
確か、そんなことも船井会長の著書のいくつかに
書かれてあったと思います。


温顔は福を招く。まさしく、波動の原理そのものです。
つくった顔は本質ではないとしても、よいことを行い、
いつもニコニコ穏やかな表情でいることができたら、
どこからか福が転がり込んでくるのかもしれません。
「はじめは形から……」というのも、結構大事なこと
なのでしょうね。


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波動の原理を表現していると思われることわざは、
案外たくさんあるのです。
たとえば、「類は友を呼ぶ」「好きこそものの上手なれ」
などは、きっと波動の原理①③にあたるのだと思います。
逆の例としては、「天に向かって唾を吐く」。
これは、波動の原理の③に似ているな……なんて。
きっと、昔の人々は体験的に波動の原理を理解して
いたのかもしれません。


日々、一瞬一瞬、よい顔をしていられたらと思います。
今から男前を目指すのは「時すでに遅し」ですが、
よい行いを積み上げ、よい顔になれたらと思います。
船井会長の「温顔」。めざす目標は高いですが……、
やっぱり、めざせ! 船井幸雄!

月刊フナイ☆メディアより転載)

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「温顔招福」というコトバを聞いたことがある方は
どれくらいおられますか? 実は、船井会長が、
色紙にサインをするときに時折書かれるコトバです。
使われている4つの漢字から、何となく意味は
想像できますよね。


しかし、本当の定義って何だろう……と、あるとき
ふと考えることがありました。いつも、あまりに
さりげなく書かれていますし、私自身もあまり深い
意味を考えることがこれまでなかったのです。
四字熟語辞典なるものをひも解いてみますと、
何と……  のっていません。


「え……、もしかして船井会長がつくったの?」と、
今のところ出所は定かではありません。一度
じっくりお聞きしてみようと思っています。
それにしても、とってもよいコトバだと思われ
ませんか? 
というわけで、今月のお題は「温顔招福」で
いかせていただきま~す。


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皆さん、日々の生活の中で、自分のお顔って
どれくらいの頻度で見られますか?お出かけ
前のメイクのとき、ひげそりのとき、着替えのとき、
お風呂で体や頭を洗うとき……。
おおよそプライベートな時間が多いと思われます。
最近では、電車などでメイクなおしをする女性が
目立つようになりましたが、これもまた感覚的には
その延長線上にあるものと想像できます。


さてさて、人が輝いて見える瞬間。そのとき、
私たちはどこを見てそのように判断するでしょうか?
その人の所作や態度などからそう見えることも
ありますが、ほとんどは顔、つまり表情を見て
判断しますよね。人は外見で判断してはいけないと
いわれますが、やはり外見は大事だと思います。
にもかかわらず、歌手や俳優やコメディアンなど、
一部の特別な職業の方々を除いては、案外自分の
顔や表情を気にしていないのが普通ではないで
しょうか?


私どもの会社では、ある経営者が著書に書かれて
いたことを参考にして、電話の横にカガミを置いて
います。つまり、お客様とお話をするときの表情を
チェックすることが目的です。電話では相手のお顔は
見えませんが、自分自身の表情や姿勢は電話線を
通じて相手に伝わっていることが多いように私は思います。

だから、同じ電話をするなら、よい顔でしてもらいたいと
思って、スタッフにカガミをプレゼントしたのです。
「カガミで自分の表情を確認しながらお電話を!」
といっても、恥ずかしながらなかなか定着しないことも
事実ですが、これからもあきらめずいい続けていくことで、
徹底させたいと願っています。


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船井会長は、まさしく「温顔」。とてもすばらしい
お顔をされています。おだやかで、やさしく、
温かい表情は、人間・船井幸雄のシンボルと
いってもよいでしょう。
しかし、“ケンカの船井”と呼ばれた時代には、
それはそれはコワイお顔をされていました。


ちょっと見てみたいな……という方は、
「99.9%成功する 経営のコツ」(2000年8月・
ビジネス社刊)の56ページをご覧になってください。
そのお顔と今のお顔を比べると、表情にも73年
生きてこられた証があるのだな……と、私はいつも
思います。そして、何よりも心の持ち方によって、
顔は大きく変化するということがわかります。


今では、いつもニコニコ穏やかな船井会長。
どんなことがあっても、木鶏のごとく変わりません。
しかしながら、私のような凡人には、いつもいつも
温顔でいることは至難の業です。何かハプニングが
起こったり、自分にとってよくないことがあれば、
気づかないうちにとってもコワイ顔をしていることが
あるのです。


つまり、自分の周囲に起こることすべてを包み込んで
しまえる器に達していないということでしょう。温顔で
い続けることと、心に余裕を持っていることとは、
このように大きなつながりがあるのだろうと思います。
顔は、人間にとって「玄関」のようなものです。
だからといって、「表情だけ無理やりつくった顔」では、
出会う人々によい波動をプレゼントすることはでき
ません。


ある経営コンサルタントの言葉を借りると、人間の
第一印象というのは6秒程度できまり、第一印象が
悪ければ、それをよくするのにかかる時間は何と
20分以上といいます。
ということは、お店などでの
接客においては、お客様の滞留時間が15分以下の
場合が多いので、もはや逆転不可能ということに
なります。そうした点で、第一印象はとっても大切
なのです。


初対面の人の緊張感をほぐすのに最適なのは、
やっぱり笑顔ですよね。だから、笑顔や温顔の
生みだす力は、とっても大きいものだと思います。
男前であったり、美しかったりということではなく、
その人の人間性がかもし出す顔の表情には、
想像以上に大きな「力」があるのだと思います。

月刊フナイ☆メディアより転載)

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船井会長と話していると、常に「プラス発想」モードに
入っておられると、コトバの端々から感じられることが
多いのです。

たとえば、何かうまくいっていないことがあって報告を
すると、「まあ、うまくいかないこともあるよな……」と
返答されます。ある方の話題になって、誰かからその
方の短所を指摘する言動があったとしましょう。


そうすると、決まって、「~はそういうところもあるけれど、
こんないいところもある」と切り返されます。
また、何か頼みごとをされる場合に、「~をこのように
してくれるとうれしいなあ」と表現されることも多くあります。


これらは心理学の分野においても、人の心をプラスに
向ける有効なコトバの使い方として紹介されているもの
ばかりです。おもしろいことに、教員や企業の人財育成
研修を精力的に展開されている株式会社アビトレの
代表取締役・木下晴弘氏は、
ひとつ目を「部分否定の法則」(すべてを否定する表現を
部分否定にすることで、相手の気持ちを楽にさせる)、
二番目を「あとよしの法則」(人はあとに話された内容を
重視する傾向があるので、あとにホメ言葉をもってくると
よい)、そして
三番目を「I message」(何かを頼むときなどに、そうして
くれたら~だと、自分を主語にして思いを伝えると受け
入れてもらいやすい)として、様々な研修で体系的に
紹介されています。


船井会長の言動は、そうした方法論から出発されている
わけではなく、すべて経験から培ってこられたものばかり
です。こうした点が「船井流」の奥深さだと、私はいつも
ウナッてしまいます。


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船井流・「プラス発想」の原点。それは、まず今の自分を
受け入れ、認めることにあります。すべては必要、必然。
だから、それをベストにするべく努力する。その努力とは、
常に学ぶことを意味します。自分が知らないこと、びっくり
したこと、不本意なこと……。


すべてを必要、必然だと思えるためには、素直に事実を
受け入れ、できることならばなぜそうなるのかを知ろうと
することが大切だといいます。
自己に対しては「過去オール善」、他者に対しては
「他者オール肯定」でのぞみたいものです。


私は、こうした「受け入れ態勢」を、心の中の「ニュートラル」の
位置だと考えています。
自動車には、「ニュートラル」という
ギアのかんでいない状態があります。これを通過しないこと
には、バック状態から前進することはできません。
私たちの心も同じですね。


こうして、心をニュートラルに入れることで、今の経験から
与えられる学びについて考えることができるのです。
学ばせてもらったら、「ありがとう」ですよね。これが、
「肯定・感謝」の考え方につながります。

成長途上の私ですから、まだあせったり、悩んだり、
イライラしたりしてしまうことがあります。
けれど、ニュートラルに入れようとするだけで、少しだけ
心に余裕が生まれるんです。
でも、目指すは完全なる「プラス発想」です!

これからも、めざせ! 「船井幸雄」……!


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前回までは、主に船井幸雄のたどってきた道のりと
そこから表出される外面について・・攻めてみました。
今回からは、船井幸雄の考え方、いわゆる「船井流」
について、私なりの未熟なる経験も含めて考えて
いきたいと思っています。


その第一弾として、今月のお題は「プラス発想」。
何しろ船井会長といえば、「プラス発想」のプロ中の
プロ。もちろん、一朝一夕にプロになられたわけでは
ありません。


船井会長だって、悪いことが重なって仕方がない……
という時期もありました。コンサルティングの仕事でも、
何をやってもうまくいかない時期をも過ごしてこられた
のです。きっと、そうした「逃げられない」状況に真剣に
立ち向かってこられた結果、真なる「プラス発想」の
境地に到達されたのだと私は思っています。


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ひるがえって私。ちょっと暗いお話をしますね。
私、実は「プラス発想」がとっても苦手でした。
特に大学時代がそうでした。軟式野球部に所属し、
守備位置はセカンド。元気と大声が評価?され、
レギュラーをとったものの、毎試合エラーを繰り返す
始末。おまけにバッティングでは、三振と凡打の山。
それでも、私がエラーをしたり、三振をすると途端に
強くなるチームで、何と最後のシーズンでは、全勝
優勝なんてやってのけてしまいました。よくいえば、
私の役割は勝利への「スイッチ」だったようです。


しかし、そんなチームの中で、私は「自信のなさ」の
かたまりのようなものでした。いつも「飛んでくるなよ。
飛んでくるなよ……」と呪文のごとく唱えていました。
高校時代、劣等生であったこと。希望する大学に入学
できなかったこと。ずっと運動部に所属していたものの、
結果として一つのことに打ち込めなかったこと。
そんな、今となっては“些細”な経験が重なり、克服
できないまま、「マイナス発想」が自分の心に蔓延
していたのです。


そのうち、やっと
「得意と思えること」「心底好きだと思えること」との
出会いがありました。
「思いをうけとり、思いを伝える仕事」
予備校や塾での講師のアルバイトです。過大評価とも
思えるくらいに認めてくれた塾長との出会い……。
そして、大学を卒業してすぐに教員になったのです。


実は、生徒たちの前では、自分自身の経験を反面教師に
見たて、熱い思いを伝え続けました。それでも、仕事が
たまるとイライラし、「マイナス発想」の自分が時折顔を
出す毎日。
だからこそ、「オレ流」をどこまでも突き進め、必死に
とんがることで、自分の「存在」を感じていたのだと
思います。


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結婚の挨拶に行ったとき、そこに「船井幸雄」が
いました。「気楽にしなさい」との言葉どおり、
肩の力が抜け、ニコニコ笑顔(そのときは微妙に
キゲンが悪かったような気もしますが……)で、
なおかつ強いエネルギーを放つ超前向きカリスマ
経営者・「船井幸雄」の姿。


結果として、披露宴の引き出物の中に入っていた
「未来へのヒント」(1994年・サンマーク出版刊)が、
まさしく私自身の未来へのヒントとなりました。
過去オール善、現状オール肯定。
自分のまわりに起こることはすべて必然必要。
だから、ベストにするよう一生懸命努力するべし。
短所は長所を引き立たせるためにつけ加え
られたもの。長所を伸ばすことに注力すれば、
人も会社も成長できる……。


こんな、超シンプルでなおかつ奥が深い「船井流」
との出会い。こんな世界や考え方があるんだ……。
まさしく「目からウロコ」でした。そして、こうした珠玉の
コトバとの出会いから、私の考え方や姿勢が大きく
変化してきたことはいうまでもありません。


今では、たいていのことを前向きにとらえられるように
なったと思っています。以前なら、何か思わぬ事態が
起きてしまったとき、おなかのあたりが「ゾーッと」する
ように感じることがよくあったのですが、それも知らない
間になくなりました。まだまだ「腹がすわった人間」の
レベルまでは程遠いのですが、それなりにどっしりと
構えられるようにもなったと自分では思っています。


月刊フナイ☆メディアより転載)

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モノマネやコスプレで、本人顔負けというのもよく
あることです。しかし、やはり本家本元にはかない
ません。
本人や実物と比べてみると、「本物」と「ニセモノ」
の違いはやっぱり歴然としたものがあるのです……。


前章で、外面と外面からとらえた船井会長の「姿」
を書き並べてみました。船井流即時業績向上法の
中にあるように、モデルとなるものを徹底的にマネて
みる姿勢は重要です。たとえ、結果は似て非なる
ものであっても、とりあえずプラスには働くのではない
かと思っています。

そうした点ではまず行動として具体的な表現を
行ってみることが必要なのです。
やってみて初めて、足りないものが見つかるように
思います。私もこれまでいろいろ試してみました。
決して否定せず、(一見?)素直に話を聞いてみる
フリをしたり、あえてこだわらないようなフリをして
みたり……。

しかし、自身の内面で何かとても空虚なものを感じて
しまうのです。あたりまえですね。自分の中になかった
ものを、自分自身が表現しようとしているわけですから。
それでも、何度も何度もやり続けているとどうなるか?
何となく、わかった気になってくるのです。いつの間にか、
たとえほんの少しだけであっても、自分のものになって
いると感じられるということです。これが、「船井幸雄」を
学びはじめてからの、私の小さな小さな実感です。


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ひとりの人間が、誰かとまったく同じ経験を持つこと
はできません。だから、「あの人の生き方をマネて
みよう……」と思ってやり始めても、そもそもその
人に宿る精神や生きてきた歴史が異なっているので、
なかなか同じようにはいかないのです。


完全なる人間なんてひとりもいません。だから、
私たちの中に人間性向上を目指す成長エネルギー
が生まれるのだと思います。船井幸雄はいいます。
「人間だけが、学び、知ることのできる存在である」と。
人間が、人間だからこそ持てる特性です。大事にしない
といけません。

モノマネにも個性が出ます。歌手の森進一さんのモノマネ
でも、コロッケさんと清水アキラさんと栗田貫一さんがやる
のでは、まったく違った味になります。
ここに、重要なポイントがあるのです。結局のところ、
モノマネもその人の個性を通してしか表現されないと
いうことです。


目指すものや目指す姿に、まず自分の個性をかぶせて
みる必要があります。私もしっかり「船井幸雄」に学び、
「佐野浩一」という個性をかぶせて、少しでも成長できる
よう努力したいと思っています。

これからも、めざせ! 「船井幸雄」……!


月刊フナイ☆メディアより転載)

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船井会長は、茶色系や淡色系がよくお似合いです。
好きな色は緑だそうです。案外ネクタイは派手めで、
柄物も多いのです。誕生日などのプレゼントで
いただいたものも、よく締めておられます。特に、
いただいた先に訪問される場合は、さりげなくそれ
を締めていかれているようです。


靴はだいたい「そら豆」タイプ。健康によくないと
される細めの靴は決して履かれません。一泊や
二泊くらいなら、大きなカバンは持たれないことが
多いです。時には、「え、手ぶらですか?」という
ふうに、必要なものだけをポケットなどに入れて、
出かけられることもあります。


それでも、相手先にプレゼントされるサイン入り
書籍だけは、手に持って行かれたりします。

メガネは、最近かけておられない(視力がどんどん
よくなっているようです)こともありますが、実は
通常バージョンとオシャレバージョンを持っておられ
ます。


カラーコーディネートには、自信をお持ちです。かつて、
繊維業界のコンサルティングを徹底的にやっておら
れたこともあり、TPOによって適切な色の組み合わせ
があることを熟知したうえでコーディネートされている
ようです。無彩色(白、黒、灰)は何にでも合うのですが、
有彩色の場合は、公式の場、通常の場、リラックス
する場によって、合わせる色には法則があると聞いた
ことがあります。


いろんなことを知っていると、人はこだわる傾向が強く
なるようです。しかし、船井会長の場合は、そのこだわり
がほとんどないのも事実です。
「知っているからこだわらなくて済ませられる」のかも
しれません。もっとも、「知ったかぶり」をされるのも見た
ことがありません。ご存じないときは、ものの見事に
「知らん」とおっしゃいます。
役職や立場、資格などに
対するこだわりもまったくないといってよさそうです。


かつて、「自動車は自分で運転しないことに決めた」と
述べておられたように、運転免許すら持たれていません。
大学の名誉教授など名誉職のお話もいっぱいあった
ようですが、それもまたすべて断られたと聞きました。
人には一切分けへだてをされません。グループの
若手社員であっても、どこかの企業の重鎮であっても、
対応はまったく同じです。船井会長のコトバを借りれば、
いつも「気楽」に付き合っておられるのです。よって、
どんなときでも、どんな人にも、話を最後まで聞く姿勢は
くずされたことがありません。
素直、勉強好き、プラス発想を、常に実践されている
ということです。


74歳となられた今も、好奇心旺盛、ビックリすること、
新しいことが大好きです。そして、どんなことでもプラスの
側面から見て、受け入れてみたうえで、それを論理的に
解明しようとされてきました。世に問われた本物商品や
本物技術の数々も、こうした船井会長のスタンスから
生まれたといっても過言ではないでしょう。


まだまだありますが、ざっとこれくらい挙げてみると、
はじめて「船井幸雄」をイメージされた方でも、
「ザ・船井幸雄スタイル」を何となくおわかりいただけた
かと思います。

月刊フナイ☆メディアより転載)


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船井会長は、長所を見つける名人でもあります。
会社でも人でも同じですが、必ずコメントは長所から
述べられています。かつて、こんなコトバを耳にしました。


「僕の目には、長所しかうつらない!」


あえて・・蛇足と認めたうえでお伝えしますが、これは
「じ・じ・つ」なんです。たまに、私自身が少々否定的な
見解をもっている場合にも、やっぱり船井会長は長所から
話題に入ります。これはやっぱりスゴイと思います。


得てして、人は自分自身がよい状況にあるときには
よい部分が見え、よくない場合はよくない部分が見える
ように思います。私などはまさにそうで、人の長所を
見なければならないとわかっていながら、ときとして悪い
ところばかり見えてしまうことがあります。


「ここが弱いからこんなふうに直そう……」
「この人はここを直してもらわないと……」


なんて、思ってしまうのは、その証明です。もっとも、
「長所伸展法」を知っているので、プラス発想モードに
切り換えることは、最近ようやくできるようになりました。


「長所だけ」を見つめることができるようになるには、
まだまだ修行が必要ということです。これから日々努力を
重ねながら、長所だけが見える自分に、いつか必ず
出会ってみたいものです。


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「理想の相撲とは?」の問いに、力士や親方衆は口を
そろえて「前に出る相撲」と答えられるのだそうです。
元大関・琴風の尾車親方は、その理由の一番に“ケガを
せず、長く相撲を取り続けるため”と答えておられます。


琴風関は、立ち合い疾風のごとく踏み込み、「がぶり寄り」
で勝つ相撲で有名でした。でも、もとはのらりくらりとした
受け身の四つ相撲。それが、じん帯断裂がきっかけで、
ひざで踏ん張れない状況を経験し、必要に迫られて自らの
相撲を変えられたわけです。
まさに、マイナスから生まれたプラス……。

あるとき、㈱船井総合研究所の役員のおひとりが
こんなことをおっしゃいました。

「船井会長の『長所伸展法』は短所是正をとことん
やったから生まれ、『プラス発想法』はとことん
マイナス発想に陥った経験から生まれたんだと思うよ」


と。そうなんですね。船井会長ご自身も、
「スパイラル状に生成発展」してきたのです。
苦しい経験をいっぱいしてきたから人を応援できる。


失敗を繰り返してきたから、人を認めてほめられる。
だから、「何ごとにも感謝して、ありがとう!」などと、
飾らずあっさりいえるんですよ。まだまだ、「船井幸雄」
から目が離せません……。
これからも、めざせ! 「船井幸雄」……!

月刊フナイ☆メディアより転載)

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 ふと、私の妻「船井ゆかり」の「船井家の子育て
法」(2003年、徳間書店刊)を読み返していたら、
懐かしいできごとがよみがえってきました。
 
 長男が小学校一年生のときでした。保護者参観
日に「みんながチャンピオン」という授業をするとい
うので、妻と一緒に出かけました。自分の得意な
ことを、友だちや先生や保護者の前で、ひとりずつ
実演を交えながら発表していくのです。


緊張しながらも、みんなすばらしい発表をしていま
した。コマを回す子、なわとびをする子、暗算をす
る子、黒板に漢字を書く子……。


 「僕はお母さんのおかげで、字を書くのが上手
 になりました!」


 こんな純粋でまっすぐなコメントを聞くにつれ、
自分の子はもちろん他の子たちの発表にも思
わず目頭が熱くなったのを覚えています。それ
ぞれが、発表のあと大きな大きな拍手をもらっ
ていました。


そのときの、みんなのお顔はホントに輝いていて、
とってもうれしそうでした。すばらしい授業でした。
彼らは、こうして小さなココロとアタマで「達成感」
を体感したのです。小さな成功体験や達成感の
積み重ねは、大人の私たちでも貴重な糧となり
ます。


このように、周囲から認められ、ほめられて、人
はだんだんと自分の長所に気づいていくのでは
ないでしょうか人はすべて等しく大切な存在で、
それぞれに役割と使命が与えられているといい
ます。オンリーワン。だから、みんなが“チャンピ
オン”なんです。

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 「船井会長は、怒ったらホントにこわいよ!」と
聞いたことがあります。幸い、私はこれまで一度
も遭遇したことがありません。そんなにこわいなら、
遭遇しないほうがありがたいですね……。私が今
のところ知る会長は、ホントに「ほめ上手」「認め
上手」、もうひとついえばさりげない「喜ばせ上手」
です。


 最近、いわゆる「子育て本」で、「むやみにほめ
てはいけない」との主張があります。子どもなりに、
それぞれが「達成感を感じる行動結果レベル」を
持っています。


にもかかわらず、何でもかんでもほめられてしまうと、
「これくらいで(ほめられるから)いいんだ」と勘違い
してしまったり、「こんなことでほめられてしまうんだ」
と、逆に理不尽に感じてしまうことだってあるのです。


大人だって同じですよね。部下との関係をうまく
構築できない上司によく見られるコミュニケーシ
ョンギャップは、往々にして「ほめ所」と「しかり所」
の見極めがうまくできないことから生まれています。


個々それぞれの力量や心的状況を推し量ることな
く、ほめまくったり、しかりまくったりしても、逆効果
以外の何ものでもないのです。


 その点、船井会長のほめ方は、はっきりいって
天才的です。ほめてほしいと思っている点を、ズ
バリ認めて、ほめてくださいます。「えー、こんな
場面でほめてくれるの……」なんていうこともし
ばしばです。


だから、結果的に相手を心から喜ばせてしまい
ます。しかも、タイミングがバッチリ合っている
ので、そのままその人のエネルギーに変わる
のだと思っています。


私は、船井会長のほめ言葉を食べて育つ“獏
(バク)”だと……、自分でそう信じています。


 直接ほめてくださるときもありますが、私の
場合は間接的に耳にしたり、目にしたりする
ことの方が多いように思います。よくあるケー
スが、共通のお客様から、「船井先生が君
のことほめてたよ!」といってくださる場合。


または、部下や身近な方から、「会長が佐野
社長のこと、~だとほめておられましたよ!」
と教えてもらえる場合。直接かけてもらう言葉
も、もちろんうれしいものですが、間接的に伝
わってくるほめ言葉は、また格別な味わい
(?)があるものです。


これだけは、いくらそうしてほしいと願っても、
人を介している以上、自分に伝わる保証は
ありません。その方の心が動いていなけれ
ば、本人に伝えてやろうというエネルギー
は生まれません。だから、心底うれしく思い
ながら、自分の中に感謝の気持ちが大きく
育っていくことを実感しています。


 もっともうれしいのは、書籍の一文でほめ
てくださること。船井会長の近著「船井幸雄
の成功塾」では、様々な方々にプラスの波動
を送っておられました。実は、私の名前もそ
の中にあったのです。


 結果的に相手を喜ばせ、上昇エネルギー
に換えさせるほめ方、認め方。船井会長は
ここでも「結果」を出されています。考えれば
考えるほど、理にかなっている……。


だから、「船井幸雄」の何を検証してもおもし
ろいのです!


月刊フナイ☆メディアより転載)

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かつて、私は教育現場にいた関係で、新たな得意
科目づくりをこの「長所伸展法」で行ったことがあります。
 

 数学は苦手だが、国語は大の得意という生徒がいま
した。何とか数学の成績を上げたいと、必死の思いで
した。その子は文章を書くのも得意で、ストーリーやプ
ロットを考えるのが大好きだったのです。私はそこに目
をつけました。


 「文章を読むと、あらすじや筋書きを話したり、書いた
りすることがあるよね。数学の問題を解くのもそれとま
ったく同じ。問題文が場面設定、登場人物は公式、どの
公式にあてはめていくかがストーリーなんだよ。だから、
いくつかのストーリーのパターンを知れば、基本問題な
ら全部解けてしまうんだ」と。


 正攻法的な学習法ではなかったかも知れません。
しかし、結果は出ました。その子の数学の成績は、それ
からぐんぐん伸びていきました。もちろん、得意な国語は
さらに磐石なものとなっていきました。


しかし、あえてつけ加えておきますと、その結果を生んだ
ベースには、数学を得意になりたいという「強い思い」と
「徹底して継続」したという事実、そこに「得意な資質」を
重ね合わせていったこと。これが、私なりの解釈による
長所伸展法の「鍵」であると考えています。

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「長所がわからない」「売れている商品がわからない」
という場合に、長所伸展法のベースをつくるのは圧縮付
加法を活用します。


店舗であれば、まず売り場面積を半分にし、その半分の
スペースに全商品を詰め込みます。すると、一ヶ月も経
てば売上げが伸び、売れ筋商品もはっきりとわかってく
るというのです。

その後元の面積に戻して、売れ筋商品の品揃えを増や
していくことになります。まず圧縮し、付加していくとうこと
で、「圧縮付加法」と呼ばれるようになりました。


 一方、人の場合は、密度の濃い、圧縮された時間を
過ごすことがそれにあたります。三ヶ月なり、一年なり、
それこそ自分を捨てた気になって、それがどんな仕事
であろうとも、全身全霊で打ち込んでみることだといい
ます。


これくらいまで自分自身を追い込むことができれば、
知らぬ間に自分の得意なもの、やってみたいものが
おのずと見えてくるものだと、経験者の皆さんは語っ
ておられます。


 ちょっと手前味噌になりますが、私の場合でいえば、
教師をやめてからの二年間は、やることなすことすべ
てがそんな状況であったように思います。とにかく、
ビジネスマンとして何の持ち前もなかったものですから、
ただただ目の前のことを必死にこなすしか残された道は
なかったのです。


突き詰めれば、「もう逃げ出せない」という覚悟と「きっと
できるようになる」という強い思いで、日々、瞬間瞬間を
過ごしてきたように思います。もちろん、その成長度合
いは自分で評価するものではありませんし、まだまだ
途上にあることはいうまでもありません。

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さて、船井会長が自らの長所と考えていることをあげ
てみたいと思います。

①自由が好きだが、約束は必ず守る、
②礼儀作法や形式にはこだわらない、
③自主人間、クリエイターである、
④即時主義で意思決定も早い、
⑤情緒が安定している、
⑥すべてを論理的、体系的に理解しようとする、
⑦マクロにとらえる、
⑧他人に干渉や束縛をしない、
⑨仕事と趣味を一体化している、
⑩他人の立場に立ち、肯定し、認めることができる、
⑪……

ざっとあげてもこれだけあります。ここから考えてみると、
船井会長が自らの長所を、経営コンサルタントおよび
経営者業として具現化されていることがよくわかります。


人それぞれ長所を伸ばし、新たな長所を見つけながら、
成長していくのだと思います。私もまた、経営者としての
資質に足るよう成長したいと思っています。


だからこそ、めざせ! 「船井幸雄」……!


月刊フナイ☆メディアより転載)

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 皆さん、寒い毎日が続きますが、お元気でいらっしゃいま
すか? 今月のお題は、船井流の真骨頂ともいわれる
「長所伸展」。船井幸雄そのものといってもよいでしょう。
これまで、様々なところで語られている「長所伸展」に
ついて、少しばかり検証?していけたらと思います。


 もともと、長所伸展(法)というのは、なかなか売上げが
伸びない企業の業績を、一ヶ月以内といった短期間で即
時アップさせる手法の基本として、船井会長が編み出さ
れたものでした。


一方、人材育成についても、同様に活用できる方法論と
してめざましい結果を生んできたといってよいでしょう。
船井会長は、長所伸展法について、「人間は好きなこと
だけやっていればよい」「長所を伸ばせば短所や欠点は
気にならなくなる。


消えてしまうといってもいいくらいだ」というように、誰に
でもわかるカンタンな言葉で表現してこられました。この
言葉を素直に信じられるかどうかは別として、イミを理解
できない方はおられないと思われます。


ですから、私自身もちらっと聞いただけで、「わかったつ
もり」でいたのです。しかし、ここからがなかなか奥が深
いのです。東証一部上場を果たされた株式会社船井総
合研究所の小山正彦社長にして、社員を長所伸展法で
育てる中で挫折しかけたこともあったと、述懐されている
のです。


結局のところ、考え方の根本を十分に理解したうえで、
それをさらに経験によって裏付けていく過程が必要で
あったということです。まさしく、「釣りは鮒釣りに始ま
って鮒釣りに終わる」のたとえどおりだと、私は思いま
す。

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船井流コンサルティングの入り口は、まず「長所探し」。
その前提となるのは、そもそも欠点指摘をしてよくなった
ためしがないという船井会長自身の経験知です。


全体として業績が低調な企業であっても、

何か一つくらいは売れているものがあるのではないか、

この企業を何とか支えている人や部署があるのではないか、

店舗の立地条件の中に思わぬ長所が隠されてはいないか……

というように、あらゆる角度から分析して、長所を探し出し
ていくのです。そして、長所が見つかったら、あれこれと
知恵をしぼり、その長所を伸ばしていく方法を考え、実践
するということになります。


 よって、人の場合もまったく同様の作業となります。私自身
は採用の現場で、必ず次のような質問をします。

「あなたの長所は何ですか?」

「はい、私の長所は辛抱強く、一つの仕事をやり遂げること
です。めったなことであきらめることはありません。」

こうした答えが返ってくる場合は、ありがたいですね。

ときに……。

「あなたの長所は何ですか?」

「わかりません。」

「何か一つくらいは思い当たりませんか?」

「……、思い当たりません。」

こうした場合は、これまでに好きだと思ったこと、やって
いて飽きないこと、今までで一番うれしかったこと、その
逆に悲しかったこと、達成感を感じたこと、とても落ち込
んだこと……などを続けて質問していきます。


そうすると、案外、「これが長所なんだろうな」という点に
出会うことが多々あります。そうすると、こちらから逆に、
「きっと、あなたの長所は~というところなんでしょうね」
とお伝えすることにしています。もしその方を採用する
場合には、その長所を念頭に置いたうえで、適切と考え
られる部署に配属したり、やっていただくべき仕事内容
をも想定していくことになります。

月刊フナイ☆メディアより転載)