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船井会長と話していると、常に「プラス発想」モードに
入っておられると、コトバの端々から感じられることが
多いのです。
たとえば、何かうまくいっていないことがあって報告を
すると、「まあ、うまくいかないこともあるよな……」と
返答されます。ある方の話題になって、誰かからその
方の短所を指摘する言動があったとしましょう。
そうすると、決まって、「~はそういうところもあるけれど、
こんないいところもある」と切り返されます。
また、何か頼みごとをされる場合に、「~をこのように
してくれるとうれしいなあ」と表現されることも多くあります。
これらは心理学の分野においても、人の心をプラスに
向ける有効なコトバの使い方として紹介されているもの
ばかりです。おもしろいことに、教員や企業の人財育成
研修を精力的に展開されている株式会社アビトレの
代表取締役・木下晴弘氏は、
ひとつ目を「部分否定の法則」(すべてを否定する表現を
部分否定にすることで、相手の気持ちを楽にさせる)、
二番目を「あとよしの法則」(人はあとに話された内容を
重視する傾向があるので、あとにホメ言葉をもってくると
よい)、そして
三番目を「I message」(何かを頼むときなどに、そうして
くれたら~だと、自分を主語にして思いを伝えると受け
入れてもらいやすい)として、様々な研修で体系的に
紹介されています。
船井会長の言動は、そうした方法論から出発されている
わけではなく、すべて経験から培ってこられたものばかり
です。こうした点が「船井流」の奥深さだと、私はいつも
ウナッてしまいます。
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船井流・「プラス発想」の原点。それは、まず今の自分を
受け入れ、認めることにあります。すべては必要、必然。
だから、それをベストにするべく努力する。その努力とは、
常に学ぶことを意味します。自分が知らないこと、びっくり
したこと、不本意なこと……。
すべてを必要、必然だと思えるためには、素直に事実を
受け入れ、できることならばなぜそうなるのかを知ろうと
することが大切だといいます。
自己に対しては「過去オール善」、他者に対しては
「他者オール肯定」でのぞみたいものです。
私は、こうした「受け入れ態勢」を、心の中の「ニュートラル」の
位置だと考えています。自動車には、「ニュートラル」という
ギアのかんでいない状態があります。これを通過しないこと
には、バック状態から前進することはできません。
私たちの心も同じですね。
こうして、心をニュートラルに入れることで、今の経験から
与えられる学びについて考えることができるのです。
学ばせてもらったら、「ありがとう」ですよね。これが、
「肯定・感謝」の考え方につながります。
成長途上の私ですから、まだあせったり、悩んだり、
イライラしたりしてしまうことがあります。
けれど、ニュートラルに入れようとするだけで、少しだけ
心に余裕が生まれるんです。
でも、目指すは完全なる「プラス発想」です!
これからも、めざせ! 「船井幸雄」……!
(月刊フナイ☆メディアより転載)

