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ふと、私の妻「船井ゆかり」の「船井家の子育て
法」(2003年、徳間書店刊)を読み返していたら、
懐かしいできごとがよみがえってきました。
長男が小学校一年生のときでした。保護者参観
日に「みんながチャンピオン」という授業をするとい
うので、妻と一緒に出かけました。自分の得意な
ことを、友だちや先生や保護者の前で、ひとりずつ
実演を交えながら発表していくのです。
緊張しながらも、みんなすばらしい発表をしていま
した。コマを回す子、なわとびをする子、暗算をす
る子、黒板に漢字を書く子……。
「僕はお母さんのおかげで、字を書くのが上手
になりました!」
こんな純粋でまっすぐなコメントを聞くにつれ、
自分の子はもちろん他の子たちの発表にも思
わず目頭が熱くなったのを覚えています。それ
ぞれが、発表のあと大きな大きな拍手をもらっ
ていました。
そのときの、みんなのお顔はホントに輝いていて、
とってもうれしそうでした。すばらしい授業でした。
彼らは、こうして小さなココロとアタマで「達成感」
を体感したのです。小さな成功体験や達成感の
積み重ねは、大人の私たちでも貴重な糧となり
ます。
このように、周囲から認められ、ほめられて、人
はだんだんと自分の長所に気づいていくのでは
ないでしょうか。人はすべて等しく大切な存在で、
それぞれに役割と使命が与えられているといい
ます。オンリーワン。だから、みんなが“チャンピ
オン”なんです。
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「船井会長は、怒ったらホントにこわいよ!」と
聞いたことがあります。幸い、私はこれまで一度
も遭遇したことがありません。そんなにこわいなら、
遭遇しないほうがありがたいですね……。私が今
のところ知る会長は、ホントに「ほめ上手」「認め
上手」、もうひとついえばさりげない「喜ばせ上手」
です。
最近、いわゆる「子育て本」で、「むやみにほめ
てはいけない」との主張があります。子どもなりに、
それぞれが「達成感を感じる行動結果レベル」を
持っています。
にもかかわらず、何でもかんでもほめられてしまうと、
「これくらいで(ほめられるから)いいんだ」と勘違い
してしまったり、「こんなことでほめられてしまうんだ」
と、逆に理不尽に感じてしまうことだってあるのです。
大人だって同じですよね。部下との関係をうまく
構築できない上司によく見られるコミュニケーシ
ョンギャップは、往々にして「ほめ所」と「しかり所」
の見極めがうまくできないことから生まれています。
個々それぞれの力量や心的状況を推し量ることな
く、ほめまくったり、しかりまくったりしても、逆効果
以外の何ものでもないのです。
その点、船井会長のほめ方は、はっきりいって
天才的です。ほめてほしいと思っている点を、ズ
バリ認めて、ほめてくださいます。「えー、こんな
場面でほめてくれるの……」なんていうこともし
ばしばです。
だから、結果的に相手を心から喜ばせてしまい
ます。しかも、タイミングがバッチリ合っている
ので、そのままその人のエネルギーに変わる
のだと思っています。
私は、船井会長のほめ言葉を食べて育つ“獏
(バク)”だと……、自分でそう信じています。
直接ほめてくださるときもありますが、私の
場合は間接的に耳にしたり、目にしたりする
ことの方が多いように思います。よくあるケー
スが、共通のお客様から、「船井先生が君
のことほめてたよ!」といってくださる場合。
または、部下や身近な方から、「会長が佐野
社長のこと、~だとほめておられましたよ!」
と教えてもらえる場合。直接かけてもらう言葉
も、もちろんうれしいものですが、間接的に伝
わってくるほめ言葉は、また格別な味わい
(?)があるものです。
これだけは、いくらそうしてほしいと願っても、
人を介している以上、自分に伝わる保証は
ありません。その方の心が動いていなけれ
ば、本人に伝えてやろうというエネルギー
は生まれません。だから、心底うれしく思い
ながら、自分の中に感謝の気持ちが大きく
育っていくことを実感しています。
もっともうれしいのは、書籍の一文でほめ
てくださること。船井会長の近著「船井幸雄
の成功塾」では、様々な方々にプラスの波動
を送っておられました。実は、私の名前もそ
の中にあったのです。
結果的に相手を喜ばせ、上昇エネルギー
に換えさせるほめ方、認め方。船井会長は
ここでも「結果」を出されています。考えれば
考えるほど、理にかなっている……。
だから、「船井幸雄」の何を検証してもおもし
ろいのです!
(月刊フナイ☆メディアより転載)

