ホームインフォメーション > 船井流「上手な生き方・経営法」
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「上手に生きる方法は??」


「運を良くするには??」


「社員を『人財』にする教育法とは??」


「会社はどのように経営すればうまくいくのか??」


このコーナーでは船井幸雄が30年以上「命を懸けた経営者」
の方々と接してきた経験をもとにルール化されたエッセンスを
お伝えしていきます。


皆様のお仕事、そして人生に少しでもお役に
たちましたら幸いでございます。


%25E4%25BC%259A%25E9%2595%25B7%25E5%2586%2599.jpg<船井幸雄プロフィール>
1933年、大阪府生まれ。1956年、京都大学農学部農林経済学科
卒業。日本マネジメント協会経営指導部長などを経て、1970年に
(株)日本マーケティングセンター設立。1985年3月に(株)船井総
合研究所に社名変更。1988年、経営コンサルタント会社として世界
ではじめて株式上場。“経営指導のプロ”としてコンサルティングの第
一線で活躍するとともに、社長、会長を歴任。

2005年1月から同社最高顧問。同社を東証、大証の一部上場企業
であり、わが国最大級の経営コンサルタント会社に成長させた。現在、
グループ60余社の総帥的立場にある。(株)船井本社の代表取締役
会長。

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今回はかつて拙著「続・船井幸雄の人間の研究」の
第一章に書いた「正しい上手な生き方」について、
あらためて皆さんにお伝えしたいと思います。
今は多少シンプルにまとめてお話することが多く
なりましたが、この時代(1991年)は15個もあげて
いたことを思い出しました。逆に数が多いほうが、
ひとつひとつの内容が細分化されているので、
わかりやすいかもしれません。


(1)どんなことも肯定し、感謝し、プラス発想を
心がけよう。


(2)(過去と現状はベストだったと肯定し)、現状に
全力投球をしよう。


(3)(人はなにごとをなすにも、自らの)良心の声をきこう。
そして、それにしたがおう。


(4)人生が楽しくない時は、「思い」を変え、楽しくなる
仕組みをつくろう。人生というのは、幸せに楽しく
過せるようにできている。
このことを知り、信じ「創造の理」を応用し、実現しよう。


(5)世のためになることで、自分がワクワクし興奮する
ことに取りくもう。創造力を使おう。


(6)常に肩の力をぬき、リラックスしよう。


(7)自他に寛大であれ。自分を認め信じよう。また
他人を裁こうと思わないこと。


(8)後悔とか罪悪感は持つ必要はない。過去のいやな
ことは忘れ、前向きに将来に生きよう。


(9)他人をいじめたり、他人の足をひっぱることはやめよう。


(10)意識して「心配」「怖れ」「疑惑」「怒り」から無縁に
なろう。たえず喜び、安心しよう。


(11)せびるのはやめよう。無償の報酬はもらうなかれ。


(12)できるだけどんなものも好きになろう。


(13)理性に、本能と感情を合致させよう。


(14)自分の中には自分を病気から守る力があり
「私は常に健康である」と信じよう。


(15)固定観念、こだわりは、なるべく捨てよう。


いかがですか?マクロには、現在の私の考えとまったく
変わっていませんが、10年の時を経て、私自身にも
いくつかの変化があったことを実感します。
これらに照らしながら、強調しておきたい点は、自分の
過去は決して否定してはならないということです。


これまでに起こったことはすべて必然必要ですから、
自分の過去もまたそうなるべくしてそうなったといえます。

よって、この15個の生き方のコツについても、決して
過去の自分を否定しないで、現在の自分と将来の
自分に対してのみ課していただきたいのです。
どうか、皆さんが、正しく、楽しく、幸せに生きて
いただけたらと願います。

(船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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人間にとって生きていくうえでもっとも大事な
世の中のルールは、二つだと言われています。
その一つは「思うことは実現する」ということです。
ジェームズ・アレンの名著
『アズ ア マン シンクス(As a Man thinketh)』の
ように「人は自分の思うような人間になる」と同様に
「人の思いは実現する」と言っていいようです。
ただ速やかに思いを実現させるためには、
イメージ化をし、その思いの実現を確信し、実現する
ことを継続して強く思うほどいいようです。
このルールについては、読者の皆さんは
経験的に納得されることと思います。


ところで、二つ目に大事なルールは「受け取るものは
与えるもの」ということです。

それは「与えるものが受け取るもの」と言っても
いいようです。世の中で起こるすべての現象は
「波動の原理」で説明できます。
それは
1 同じ波動は引きあう、
2 異なる波動は排斥しあう、
3 自分の出した波動は、世の中に影響を
  与えるが、そのまま自分に返ってくる、
4 優位の波動は劣位の波動をコントロールする、
の四つの大原理より成り立っています。
今回は、このうち「フィードバックの原理」とも呼ばれる
3についてお話しましょう。


世の中に存在するものは、すべて振動しています。
すなわち波動としてとらえられます。
これは事物だけでなく現象も同様ですし、われわれの
思い、コトバ、行動も同様です。
それらは発信されることにより、必ずほかに影響を
およぼします。


ところで影響を受けた外界で起こる波動には、
自分が発信したものが基本的に入っているわけ
ですから、波動の原理の1により、発信した本人に
一番強く返ってくることになります。
それゆえにフィードバックの原理、いわゆる3が
成り立つわけです。


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与えるものが受け取るもの・・・という理由は、
これで十分にお分かりいただけると思います。
同様に、自分の受け取るものが与えるものになるの
です。これもお分かりいただけると思います。
人間は、その優れた特性から見て、受け取るよりも
積極的に与えた方がよいようです。なぜなら、人間は
自ら仕掛けられるようにできているからです。
ほかからの仕掛けを待つのは、よほど特別な人は
別にしても、一般的にみて人たるものの本質では
ないと思われます。


率先して思考し、行動して、世の中をよくするのが
人間だと考えられるからです。
このような特性から考え、人として生まれた以上は、
努力しても「できるだけ与え続けるべきだ」と思われる
のです。お金でも、物でも、愛情でも、知恵でも何でも
いいのです。
与えるべきチャンスをつくり、できるだけ与えようでは
ありませんか。
 

ところが、人間社会では大儀名分がないと与えられ
ません。
相手の人が納得してくれないものは与えられません。
これが掟です。それでも、結局は与えることが正しいの
です。 ということは、できるだけ与えうる大義名分、
与えるチャンスをつくり、与えるものをつくり、与え続ける
のが人として正しいことと言えるでしょう。


また逆に与えられる時=受け取る時は、それらの原理を
十分に考えて受け取りましょう。税金などは、まず喜んで
払うべきで、税金などを自分のために利用するのは、
受けとることですから、返すことを十分に考えてから受けとる
べきなのです。必ずそれは返さねばならないのです。
ぜひ、この考えに立ってこれから生きていただけたらと
願います。


                (船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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普段は連日熱海や東京・品川の事務所に、多くの
経営者がお見えになります。
こうした中から、私は会社をよくする経営者と、ダメに
する経営者の違いがわかってきたように思います。
今回は、そのあたりのお話をしたいと思います。


私はマイナスイオンとプラスイオンの影響にとても
興味があり、いろいろと研究していますが、人間性の
良し悪しも、どうもこれに関係があるように思います。
つまり、人間性の良い人はマイナスイオンを多く
出しているようですし、逆に人間性のよくない人は
プラスイオンを多く出しているようにように思えて
なりません。


これからは、人の「思い」や「行動」がキーポイントと
なる時代ですから、人間性が悪い人は何をやっても
うまくいかなくなるといってもよさそうです。
特に会社の経営者の人間性が悪い場合は、
会社の経営自体もダメにしてしまうでしょうから、
どうか気をつけていただきたいと思います。


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経営者の人間性を知るためのポイントがいくつか
ありますので、これからご紹介したいと思います。
ご自身のことを含め、これらのうち4つ以上あてはまる
場合は、特に注が必要です。


まず、「会社のことよりも、自分個人のほうがはるかに
大事な人」です。
そして、「後ろ向きな人」や「アタマが固い人」も
要注意でしょう。この二つは一流大学を出た、一流企業の
OBに多いようですが、前職での成功体験の話が多く
出るようになったりしたら、ちょっと気をつけてください。


また、「マイナス発想がプラス発想よりもはるかに多い人」
「人相が悪い人」「陰気で暗い人」「策略好きな人」
「自主的でなく、責任を他人に押しつける人」
「自慢好きで、社員の前で自慢する人」も問題ありです。


反対に、
○会社のことを一番に考え、
○常に前向きで、
○プラス発想で、
○アタマがやわらかく、
○人相がよく、
○陽気で明るく、
○策略が嫌いで正々堂々としていて、
○自主的で責任感が強く、
○自慢しない…、
という経営者の会社は、必ずうまくいくともいえます。


今回述べたことは、経営者をイメージしてあげたもの
ですが、あながち経営者だけでなく、広く一般の人の
生き方にも当てはまるのではないかと思います。


何をやっても、うまくいく人の生き方は、これまでに
あげた項目に当てはまることが多いというのもまた
真理です。これからの時代、楽しく明るく正しく生きて、
マイナスイオンを多く集められるようになりたいものです。
そうなれば、自ずと体も健康体に近づいていくようにも
思えます。

                (船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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宮崎県の東海岸に浮かぶ幸島は、ニホンザルの
イモ洗い行動から観察された「百匹目の猿」現象で
有名な島です。
「百匹目の猿」現象とは、一匹の若いメス猿が、
川の水や海水でイモを洗って食べ始めたところ、
島内の他の猿たちが次々にマネを始め、その
数がある一定数をこえたところで、幸島内だけに
とどまらず、高崎山を始めとする遠く離れた他の
土地に生息する猿たちもイモを洗って食べる行動を
とり始めたというものです。

 
この幸島の猿たちに、サツマイモで餌付けを始めた
京都大学の故今西錦司教授は「今の地球上では、
人間のエゴのために競争や足の引っ張り合いが
絶えず、そういったエゴによる行動はすべての
動植物にまで悪影響を及ぼしているのではない
だろうか」という仮説をたてられました。


よって、できるだけ人間の手を加えない状態にすれば、
自然本来のすばらしい調和が回復できるのではないかと
考えられたようです。現在の幸島は、この今西教授の
考えに基づいて、できるだけの人の手が加わらない
形で自然が守られています。

 
本来の自然に戻った幸島では、まず猿のボス争いが
なくなりました。また、ほとんどが同族結婚なのですが、
奇形の猿が生まれなくなったといいます。さらには、
病気もほとんどなくなっています。一番びっくりするのは、
メス猿や小猿が真っ先にエサを食べ始めても、ボス猿や
他のオス猿たちがそれを認めているようにみえることです。


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この幸島と同じ「自然との調和」をコンセプトに経営して
いるのが、これまで私の著作の中でも度々紹介してきた
「サイボク」や「子持自然恵農場」なのです。
両方とも豚やニワトリ特有の臭いや病気がほとんどなく、
非常におとなしいうえ、最高の肉と卵ができる牧場に
なっています。もちろん、ハエなどもいません。

  
自然を無理やり押さえつけて、人間の気に入った
ように変えようとするのではなく、あるがまま、
なるがままに自然に任せるということの大切さを
教えてもらっているような気がします。
「自然に任せる」という考え方で成功している
事例は他にも数多く見てきました。
確かに、人間には知恵があり、いろいろなものに
手を加えることができます。
しかし、「できるだけ、自然の摂理に従って物事を
行った方がうまくいく」というのが私の見解です。


これは、もちろん、経営についても同じだというのが
私の意見です。経営もできるだけ自然に任せて、
最低限の部分だけ手を加えるのがうまくいくコツだと
思えるのです。競争よりは共生の方がいいし、
対立よりも互恵の方がいい、策略よりもあるがままの
方がいいし、秘密よりも公開の方がいい、そして
分離よりも統合した方がいい・・・。
このように「自然の摂理」から考えたら、今の世の中で
起こっていることの中に、いかに自然に反する行為が
多いかがわかります。


人としての生き方において、よく「自然体」がいいと
いわれます。ここにもやはり自然という言葉が
登場します。自分自身が何か大きな存在に生かされて
いることを知れば、素直に何事も受け止めることが
できると思います。そうすれば、今自分はこの
状況や環境から何を学ぶべきなのかを考える
ようになります。それが、あるがまま、なるがままに
生きる、つまり自然体で生きるということになるのだと
考えます。


「自然に任せる」ことは、一般的にはとても難しいことの
ように思われがちですが、今回お話したようなことを
知れば、皆さんもこれまでの自分の経験に照らしたうえで、
十分に理解していただけると思うのです。これもまた、
楽しく明るく、そしてツク生き方を実現できる一歩となると
確信します。


                            (船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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今回は働くことの意味についてお話したいと思います。
私は、人それぞれに役割があり、それを果たすために
生まれてきたのだと考えています。それぞれの仕事に
ついても、その役割を果たすための手段であると
考えるとよくわかります。


今回は、株式会社S・Yワークス代表(前・船井総研役員)
である佐藤芳直君が
「できるアイツの5つの仕事の急所」(2000年大和出版刊)
という書物に書いていたエピソードから、考えてみたいと
思います。


 
「君は何のために働くのだね。」

素晴らしい笑顔で船井会長は切り出した。
呆気にとられ、絶句する私に船井会長は畳みかける。
 
「人間誰にも役割がある。
その役割を果たすために働くのだよ。」
 
役割を果たすには、まずその役割を発見することだ。
そのためには人一倍働くこと。
 
「一所懸命働くと何がある?」
 
「・・・・・」
 
「世のために役立つ人間になる。
人のために何かができる。そして」
「君自身が大きくなるじゃないか!」
 
少しずつ少しずつ、さびついていた頭が覚醒している、
そんな感動が体に拡がっていた。
それまで、経験したことのない感動。

「世の中にはな、偶然ということはないのだよ」
 
もう夕日は輝きを失い、茜雲が西の空で
夕暮れを演出している。
今日この一日、確かに私にとって偶然の一日ではない。
私は、今なぜここにいるのだろう。この船井幸雄という
初めて会う人に人に、何を教わるためにいるのだろう。
 
「世の中で起こることは、すべて必要必然なんだ。
偶然というものは一つとしてないんだよ」
 
「私が今ここにいて、社長(当時)のお話を
聞いていることもですね」
 
「そう、そうだな。とすると、この時にも役割がある。君はな」
 
一呼吸があった、そう覚えている。
この一呼吸、私は次に初対面の船井幸雄会長が
何を言うか、判っていたように思う。思った。
 
「私と会って」
 
「はい!」
 
「君が将来どうすべきか、どう生きるのが正しいのかを
判るため、かな」
そう、君の役割は何だろう。それを発見しなさい。
一日も早く。
「そのためには、我社は最高の環境だと思うよ」
 
理由はその時整理できなかった。
しかしとても興奮していた。感動もしていた。
数多くの企業を回ったが、働く理由を語ってくれた
トップは一人もいなかった。哲学(といってもよいと思う)を
一人の若造に笑顔で、納得できるように語ってくれる
トップは一人もいなかった。


人間として生まれてきた目的は、大きくいって、
人財になり、他人を巻き込み、協力してもらって、
世の中をよくすることだと思います。
また、できるだけ多くの人財をつくることといっても
よさそうです。人は何か「大きな意思」、サムシング・
グレートによって生かされているように思います。


人は一所懸命働くことによって、自分の長所を見つけ、
伸ばし、さらには自分の役割や使命を知ることが
できるのです。つまり、この地球上に生まれ、
生きている(生かされている)役割を見つけることが、
楽しく上手に生きるコツということになります。


(船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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今回は皆さんに「生き方の提案」として、6つの
コツをお話したいと思います。
なお、詳しくは、拙著「未来への処方箋」をご覧
いただければ、より一層理解を深めていただけると
思います。


その一:「良いと思うことはすぐやろう」
私の健康法は、早寝・早起き、就寝前のカリカPS501・2包、
そして健康体操と両手振り運動です。これ以外は特別な
ことはしていません。「いいものだな」と納得して、
「これをやろう」と決め、思ったときから始めました。
その結果ますます元気です。このように、
「良いと思うことをすぐにやる」癖づけを、皆さんに
お勧めしたいのです。


その二:「どんなことでも楽しんでしまおう」
現実的には、嫌なこと、面白くないことも日々押し寄せて
きますが、私はそこをプラス発想で対処することにしています。
決して逃げませんし、くよくよしません。
心掛けを少し変えるだけで、何でも楽しめるように
なるものです。即行力(即時行動力)とともに、身につけて
いただきたいと思います。


その三:「自分でなければできないことをやろう」
私は横着なのか、忙しいからなのかわかりませんが、
何かを私以上に上手にできる人が身近にいるときには、
自分でやらずにその人に頼んでしまいます。
一方、自分しかできないことは誰しも多く持っているの
ですから、長所や得手としていることで、自分のため、
世のため人のためになることに注力すれば、もっと
上手に生きられるということになるのです。


その四:「何か一つでいいから卓越したもの持とう」
良い意味で卓越することは人を惹きつける、といって
よさそうです。長所進展法によって、各自や各会社が、
良い意味での卓越したものを少なくとも一つは持って
いただきたいと思うのです。そうすればツキますし、
人が集まってくるようです。


その五:「できるだけ手紙を書こう」
できるだけ手紙を書いてください。
また、返事も書くようにしてください。そして、できれば
その人に喜んでいただけるような内容の手紙を書くよう
心掛けてほしいと思います。デジタルの時代ではありますが、
本当に大切なことは時代を超えても変わりがありません。


その六:「心の底から『ありがとう』を言おう」
自分のために、だれかが何かをしてくれたときには、
相手がどんな人で、どんな場合であっても、できるだけ
「ありがとう」と心の底から言いましょう。かつては、
これが日本人の躾の第一歩だったのです。人は誰でも
「ありがとう」と感謝されたら嬉しいものです。
でも、できることなら、心の底からの感謝を込めた
「ありがとう」を言いたいものです。


これら6つのことを日々実践している、または実践しようと
努力していると、私たちは、明るく前向きに生きられるのでは
ないかと思います。私たちは常に人間関係の中で生きている
わけですから、心の持ちようと相手を思う気持ちが何より
大事です。皆さんも、こうした生き方を実践しながら、
すばらしい人生にしていただけたらと思います。

                     (船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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熱海は自然が多いせいか、雨も風も大阪や東京で
経験したものより強さを感じます。こちらに来て、
あらためて自然の力をひしひしと感じ、また自然の
偉大さを実感する毎日です。人間がもっとも人間らしさ
を感じるのは、やはり自然を目の当たりにしたとき
ではないかと、つくづく思います。そして、その中で、
「どのようにして『思い』を実現するか」が、人生に
おける私たち人間の大きな使命であると思うのです。


時に、私たちはどうしてこんなに苦しいことばかり
続くのだろうと、マイナス発想に陥ることもあります。
しかし、人生は苦しいと思うから苦しいのです。
いっそ楽しんでしまえば、おのずと楽しいものに
なります。要は、人生が苦しくなるのも楽しくなるのも、
自分次第なのです。まさしく思い方次第です。


このことは、少しトレーニングすれば身につけられると
思うのです。少なくとも、人生の苦楽は実は客観的で、
決して不変のものではありません。
すべて主観のものですから、私たちは自らの思いで
いくらでも変えられると思います。
だからこそ、私たちは、ズバリ実現したいと願う
「思い」を持ち続けることが大事です。


私がこのように考えるのは、世の中には、単純で、
しかも全てに通じる大きなルールがいくつかある
からです。
そのひとつに、「思いがすべての基本」という最も
大事なルールがあるのです。思ったことは、多かれ
少なかれ世の中に影響を与えますし、強く確信を
持って思ったことは高い確率で実現しますので、
このルールは非常に大事なルールと考えています。


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さて、この「思いは実現する」という考え方に焦点を
当ててみたいと思います。人間の最大の特性は、
世の中を変えられることにあります。
「思い」が実現するのです。したがって、良いことを
思い、決して悪いことを思ってはいけません。どんな
こともイメージ化して強く思いつづけると、その思った
ことが実現するといってもいいようです。
ですから、世の中で起こしたいこと、しかも世のため、
人のためになることを強く思う、そういう癖づけが
大事です。
一方、悪いことというのは、自然を破壊したり、
調和を乱したり、他人を不愉快にさせることなどで、
一言でいえば、良心や理性に反することといって
よいでしょう。


こういうことは、本来人間として思ってはいけないことに
あたります。もう少し、個人レベルで考えますと、将来
こうありたい、こうなりたいと、その時点で可能性の
ある最大限のものを、夢とかビジョンとして持つことです。
大きな夢を持ち、夢の達成へ向けて自分を信じ、念じて
いればいずれ何らかの形で実現するものなのです。
ですから、思っていてもなかなか実現しないことがあると
すれば、それは「思い方」が足りないのだと考えるのが
妥当であるともいえます。


では、なぜ人間の「思い」は実現するのでしょうか。
それは、地球上で人間だけが知的な思いを持つ唯一の
存在であり、世の中をつくった創造主(サムシング=グレート)
の意思がそこにあるとすれば、その思いは実現するように
プログラムされているからだと考えられます。
ですから、私たちの「知的な思い」がその創造主の
「思い」に近づけば近づくほど、より実現しやすくなると
いうことにもうなづけます。


このように考えますと、「思いの実現」は「プラス発想」の
最終形であり、私たち人間の特性として実現可能な
目標であるということになります。せっかく与えられた
人生ですから、できるだけ肩の力を抜いて、自らの
思いを信じて、前向きに生きることが、私たちの使命で
あると考えたいものです。

                (船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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皆さん、お元気ですか。私は、あいかわらず超多忙な
毎日ですが、本物研究所が扱う「本物商品」を愛用
しているおかげか、毎日とても元気に全国を飛び回って
います。今日は「慈愛」のお話をしたいと思います。


「慈愛」とは、漢字の成り立ちからすると、「他者を
慈しみ、愛する」ことを示します。
さらに辞書を引いてみると、「慈愛」は「かわいがり、
大切にすること。愛情」と説明されています。
私たちは組織や企業の一員としても、または地域や
家族の一員としても、必ず他者との関係を持って
生きています。

一番わかりやすいのは、親や配偶者や子供に
対してどのような心を持って接しているかをイメージ
するとよいのかもしれません。
昨今は、家族や子供を傷つける悲しい事件も多い
ですが、基本的な人間の性質として(または生物の
性質として)、自然に本質的な強い愛情を持ち
備えているのが正常な姿であると思われます。


この世に等しく生を受け、生かされている私たちの
存在を考えると、そのどの生も尊く、大切なものです。
また、誰もが自分のことは大事なものですから、
他者もまた自分のことを大事に思っているはずです。
こうして考えていきますと、自分も大事、他者も大事
という結論に至ります。


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さて、船井流の考え方、経験則の1つに「ツキの
原則」というものがあります。「ツキの原則」には、
「愛情をもって大事にすると集まってくる」という
本質的なポイントがあります。お金でも、人材でも、
情報でも、それらに強い愛情をもち、大事にして
くれる人のところに集まってくるものです。
これは世の中の真理といえます。


「慈愛」とは、自分を慈しむように他人を慈しむことを
意味します。
「慈愛」の心で人と接すれば、自分だけでなく周囲も
巻き込んで、大いなる幸福につながってきます。
こうして自分と同様に他人も受け入れるようになると、
世の中の仕組みが見えてきて、すべてが同じ存在で
あるというような真の自然の摂理がわかってきます。
わかってからもエゴとのつき合いは、難しいものですが、
それでも急速に人相が良くなり、楽になるようです。


他に、「肯定感謝法」という考え方もあります。
これは、どんなことに対しても肯定して感謝して、
それはよかったと思えるように努力することを指します。

世の中の出来事はあらゆることが必要、必然、
ベストのことであり、常に世の中がよい方向に向かう
ために起こっていると考えるのが一番上手な
生き方です。物事に対しても他人に対しても、
敵視している間はなにも生まれません。
敵視するのではなく、その存在を肯定し、感謝すると
事態は好転するものです。つまり、包み込むことで、
問題が解決し、お互いが生かされていくのです。


さらにもう1つ、「親身法」という言葉について
お話しましょう。
これは、その言葉どおり、親身になってすべてに対処
することの大切さを説いたものです。「親身」という
言葉は「親の身」と書きます。
先ほどの話とも重なり
ますが、文字通り、親が子に対する気持ちと同様に
他人と接することを指しています。


この2つの方法は、「慈愛」の精神を別の視点から見た
ものといえます。いきなり「慈愛」というのは難しいかも
しれませんから、わかりやすいレベルからはじめられたら
よいのではと思います。
人間が成長していきますと、知性・情愛・意識が豊かに
なります。そして、それをバランスよく活かしていますと、
次に「慈愛」の心が出てくるものです。「慈愛」の心が
出るほどに成長しますと、知性や情愛や意識は全部
包み込んでしまいますから、「慈愛」だけで生きていける
ようになるのでしょう。
こう考えていきますと、成長するとはなんと素晴らしい
ことだと思われませんか。


「慈愛」の「慈」とはもともと
「楽しみや喜びを分け与えること」だそうです。
ここから、「慈愛」とは「愛を与える」こととなり、
自分に対するのと同じように、他のものにも対する
ようになれること、そしてあらゆることを受け入れて、
許せるようになることだと理解できます。「慈愛」を
目指し、少しずつ学んだことを自分のものにして、
よいことを実行するとわれわれは成長を続けられる
ようです。
「良心に従い、また理性的に判断して、良いと思う
ことを実行し、悪いと思うことをやめることが人間の
役割である」と、私は常々思っています。

                (船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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私たちは、仕事においても、生活においても、
いつもAかBかの選択を迫られながら一瞬一瞬を
生きているといってよいでしょう。
今回は、「良心」と「勇気」についてお話したいと
思います。


「良心に従い、また理性的に判断して、良いと
思うことを実行し、悪いと思うことをやめることが
人間の役割である」と、私は常々思っています。
良心というのは、その人に対する創造主
(サムシング・グレート)の意向であるとも考え
られます。

私たちすべてが、この世に生きる役割と使命を
持って生まれたとすれば、良心自体も個々それ
ぞれに用意されたレベルがあると考えられそうです。
また、一人ひとりの良心はその人の理性の強さに
よって変わってくるとも言えます。よって、あなたの
良心も、他人の良心もまったく同じであるというもの
ではありません。


人間は個として生きているわけですから、あなたの
良心と他人の良心が違っても当然です。しかも、
私たちは刻々と変化し、成長しているわけですから、
10年前の良心と今の良心のレベルが異なっている
ことも考えられます。
要は、その時その時にいかに良心に忠実に生きられる
かどうかにかかっているということです。


「良心に従う」というと、何か世離れしたイメージを
お持ちになるかもしれません。しかし、あまり難しく
考える必要はありません。良心は、実はあなた
自身のその時その時の生成発展レベルに応じて、
極めて適正な要求をしているわけです。
言いかえると、「良心」が主張することは、現在の
あなたにとっての精一杯ベストな判断であると考え
られます。


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成長するためには常に一歩上を見つめていかな
ければなりませんから、「良心」もやはり努力
次第で実現可能なレベルの判断基準でなければ
ならないといえるでしょう。
そうだとすれば、あなた自身の人間としての成長
レベルが高くなるにしたがって、「良心」の主張は
厳しくなり、その内容も高まって、一見実現不可能と
思えることを要求されることも予想されます。


私たちは、ともすれば目先の利益や安楽に流され、
「良心」の痛みを感じながらも誤った判断をしてしまう
ことがあります。しかし、それを繰り返していては、
「人財」になることはおろか、人間としての成長もあり
ません。あなた自身の「良心」の声に注意深くなり、
それに従う行動の実現に向けて努力してみてください。


「良心」の主張どおり行動することが現実的に無理
ならば、次善の策を捻出することが大事です。
そして、次の機会には「良心」どおりに行動することが
できるよう、さらなる準備をすることです。


あなたの成長にとっても、世の中の発展にとっても、
まずはあなた自身が「勇気」を持って行動することが、
すべてにつながると私は考えます。


                    (船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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皆さん、こんにちわ。さて、今回は生き方の最大の
コツともいえる「プラス発想」について、少し具体的に
お話したいと思います。そして、私が「プラス発想の
プロ」と考えている家本賢太郎さんのことについても
少しふれたいと思います。


40代になると、43歳か44歳くらいから急速に成長が
止まる人と、ますます伸びる人との二手にわかれる
ものです。
伸びる人は新しいことに興味があって、人脈がどんどん
増えていきます。
ところが、今までやったことしかやりたくないという人は、
成長が止まってしまうので急に老け込んでしまいます。
興味の幅が拡がらず、同窓会に行きたくなったり昔話を
したくなったりしたら成長が止まった証拠です。


ですから、年齢とともに興味の幅を拡げて、勉強好きに
なってほしいのです。そうすれば、より効率的に学べ
ます。年齢を重ねるといろいろなことを知りますから、
若い時よりも効率的に学べるはずです。学ぶと、
すべてのものを単純化、万能化できるようになります。
伸びている人は、素晴らしい未来をつくり生きられる
確信を持てますし、プラス発想ができ、明るく前向きに
生きられます。こういう生き方をすると、おもしろいことに
その人のところへマイナスイオンが集まってくるようです。


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私の知り合いに家本賢太郎という25歳の新進若手
経営者がいます。
彼は、1999年1月にニューズウイーク誌にて「21世紀の
リーダー100人」に、2000年9月には新潮社フォーサイト誌
にて「次の10年を動かす注目の80人」に選ばれました。
彼は小学校6年の時に体の具合が悪くなり、中学2年の
時に頭に腫瘍があることがわかって手術をしたのですが、
その結果、下半身マヒになったそうです。


医者からは生涯車椅子生活だと言われてがっかりして
いました。並の精神力の持ち主ならば、そこから立ち
直るのは難しかっただろうと思われます。その時に
偶然出会った車椅子の営業マンに、「こういうことになった
のは、人にできない経験ができたのだからいいことなのだ。
だから感謝して、この経験をもとに世のため、人のために
生きたほうがいい」と言われたと聞いています。


それからは前向きに生きようと決意して、15歳の時に
クララオンラインという会社をつくりました。いつもプラス
発想して、明るく前向きに生きはじめたら、仕事がうまく
いって、世界的に有名な経営者になってしまったのです。
すると、おもしろいことに1999年にマヒが突然治りました。


彼は「年齢とともに興味の幅を拡げ、勉強好きになり、より
効率的に学び、すべてを単純化、万能化し、すばらしい
未来をつくり、生きられる確信を持ち、プラス発想して、
明るく前向きに生きる。」人でした。家本さんがひたすら
前向きに生きようとしたからこそ、このような奇蹟的なことが
起こったのではないでしょうか。


正しく生きている人にはマイナスイオンがいっぱい集まって
きて、その人の細胞のあたりに充満しているようなのです。
マイナスイオンが集まってくると癒されるのがわかっています。
また、そういう人と一緒にいれば楽しいですし、病気が治る
らしいこともわかってきました。

ですから、とにかくプラス発想して、明るく前向きに生きる
ことが決め手だと思うのです。逆に、マイナス発想して、
暗くうしろ向きに生きている人にはプラスイオンが集まって
くるようです。そうなると、結果的にはツキがない人生を
送ることになるといえそうです。


皆さんも、何かのときには家本賢太郎さんの話を思い出して、
彼のような生き方をしてみてほしいのです。そして、ぜひとも
「プラス発想のプロ」を目指していただけたらと思います。


(船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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皆さん、いつもごお読みいただいてありがとう
ございます。私の考えをお知らせできることを
とても喜んでいます。
また、私が毎日情報発信しております
「船井幸雄.com」 http://www.funaiyukio.com
の方も、ご覧いただけたらもっとよくおわかり
いただけると思います。
どうぞよろしくお願いします。


さて、前回お知らせしたとおり、今回は船井流の
「躾」に関してお話したいと思います。
人ほど千差万別のある種は他にないと思われます。
その生き方、考え方は、一人ひとりすべて異なって
います。とはいえ、人という一つの種ですから、共通
するパターンというものが当然あるのです。


私は多くの人を見てきましたが、
(1)基本的な躾の訓練(トレーニングし、慣れさせ、
くせづけること)をやり、
(2)教育(エデュケーション。よい特性を伸ばし、
活用する方法を教えること)を行なった後、
(3)各自が使命と役割を知り、
(4)目標を持ち、
(5)自主的に前向きに生きますと、
その人はまちがいなく「人財」になるだろうと
   思うのです。


これまで、(2)~(5)については、何度かお話して
きましたが、(1)については今回が初めてだと思われ
ます。まさしく、「人財」へと成長するための基本条件
ということになります。


では、その基本的な「躾」の訓練とはどのようなこと
かといいますと、案外単純でそれなりの経験をもった
人なら誰もが行なっていることでもあるのです。
列挙しますと次のようになります。


(1)約束を守る
(2)自主的にやる
(3)逃げない
(4)自慢しない
(5)人の足を引っ張らない

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私は、特に新人育成の基本として、この「躾」の訓練を
徹底してきたように思います。
私が創業した株式会社船井総合研究所が、近年著しい
成長ぶりを見せているのも、現場において徹底的に
仕事をやり抜くことからこれらの「躾」を学ばせてきた
からだと考えています。私は、これまで自分の仕事を
「天職発想」することの大切さを説いてきました。


この5つの「躾」の上に「天職発想」をかぶせれば、
もう「人財」の門をたたいたも同然です。基本的条件が
備わっていないと、「天職発想」をし、「長所伸展」
「プラス発想」…といっても、土台のないところに家を
建てるのと同じことになります。
そういう状況で、いくら
「人を育てよう…」と考えても、極めて非効率な育て方に
なることは間違いありません。


皆さんはこの5つの条件を見て、どのように思われた
でしょうか。単純明快だからこそ、案外実践が難しいと
思われた方もおられるかもしれません。
しかし、人は、できることなら自分の特性を活かして
「人財」になるべきであると思います。そう信じて、
これまでずっと言い続けてきました。「人財」が育つと、
企業だけでなく様々な組織や集団が急速に成長します。


ひいては地域が育ち、国、人類が成長することに
つながります。難しいなどと言ってはおられません。
まずは、日々実践し、日々総括することで、「当然のこと」
にしなければなりません。一方、指導的立場にある方は、
構成員をそのように教育することが何よりも望まれるでしょう。


今回は、「本物の生き方」の原点を見つめる意味で、
「躾」の重要性についてお話しました。近未来は、
おそらくすばらしい時代が来ると確信しています。
そのために今やっておかなければならないことは、
各人がその原点に立ち返ることに他なりません。
この原点をじっくり見つめなおしていただけたら、
これまでお話してきた様々な「人づくり」の考え方を
より一層ご理解いただけると信じています。


                  (船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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私はこれまで「人財」について様々に論じてきました。
しかし、いくら「人づくり法」などといっても、人として
最低限のルールを身につけていなければ、その先を
望もうとしても難しいように思います。そこで、皆さんも
「躾」という概念の重要性に気づかれることと思います。

「日本海軍の3つの精神」とは、おそらく70歳以上の
年配の方なら多くの人がご存知だろうと思います。
イギリス海軍に学んで作られた、日本海軍における
組織運営法とお考え下さい。

今回は、その「3つの精神」についてお話したいと
思います。


「即時判断」「即時処理」の大切さは言うまでも
ありません。
では、「そのために心がけておかなければならない
ことはどういうことか?」という問いにも、
この「3つの精神」で答えが出ると私は思います。


まず1つ目は「五分前の精神」です。

何事も五分前には完全に準備を終わって、待機の
姿勢でいようということです。ですから、私たちの
仕事などにおきかえたら、会議の5分前には着席
しているようにしよう、待合わせ時間の5分前には
現地に到着していよう、ということになります。
時間を守るということは超基本的なマナーですが、
その姿勢を身につけるために「5分前」を意識する
ことはとても大事なことと思います。


2つ目は「出船の精神」です。

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船というのは港に入って波止場に着くときに、
頭から入って停泊すると、今度は出るときに
ものすごく時間がかかります。
ですから、いつでもすぐに出航できるように岸につけて
おきましょう、ということです。
私たちの日常生活でいえば、自動車を駐車場に止める
ときがまさにそうです。面倒でも、出るときにスッと動ける
ように、あらかじめバックして駐車しておいたほうがいい
ということにあたります。どんなことがあっても、いつでも
すぐに完全にできるように備えておくことが、
「出船の精神」です。


3つ目は「宜候(ようそろ)の精神」です。

宜候というのは、「宜しゅう候」が詰まって「宜候」に
なったと思われます。「取り舵いっぱい」とか、
「面舵いっぱい」などと艦長からの命令があったら、
とにかくすぐに「宜候」と答えなさいということです。
要するに、「わかりました」「かしこまりました」という
返事で、上から言われたことはまず素直に返事をして
そのとおりやりなさいということです。組織に入って
最初の頃は、指示されたことの意味もわからず、
「どうしてこんなことをしなければならないのだろう」と
思うことがあるかもしれません。

しかし、まず何事も素直に受け入れ、まずやってみた
結果、いつしかそれらが自分の力になっていたという
経験に覚えがある方もたくさんおられると思います。


前回書いた「自然の摂理」も、今回の「3つの精神」も
まさしく時代は変われど普遍のものだと思います。
よって、私たちが目指すべき正しい生き方、
考え方は、いつの時代にも基本線は同じであり、
根源的なものと考えていいようです。


次回は、基本的な「躾」について考えてみたいと
思います。
今回の「日本海軍の3つの精神」と合わせて
お考えいただけるとおもしろいと思います。

                   (船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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私は、熱海に住んでおります。近くには小川が流れ、
木々に囲まれ、マイナスイオンいっぱいの空気を
毎日吸うことができる最高の「イヤシロチ」です。
自然に囲まれていますと、あらためて人間が自然
の一部であることを実感できます。


自然には自然の掟があり、人間もその一部分で
ある以上、その掟にそって生きたほうが理にかな
っていると思います。その掟を、私は「自然の摂理」
と呼んでいます。
今回は「自然の摂理」について、
私の考えていることをお伝えしたいと思います。


人間とは、自分を守り、仲間を守り、成長していかな
ければならない存在です。そのためには、しっかり
勉強し、「自然の摂理」といった原則を理解することが
必要です。そうすると良心も高まり、その良心に従って
生きれば仲間も増えてきます。良心とは、周りの人や
ものにとって、プラスになることを喜ぶ心のことでもある
からです。
 

さて、以前船井流の「勇気」とは、「良いと思うことは
すぐにやり、悪いと思うことはすぐにやめること」である
とお伝えしました。それでは、その「良い」「悪い」の
判断基準には「自然の摂理」と「良心」という2つの視点
があります。今回は、まず「自然の摂理」についてお伝え
するとして、「良心」については次回にまとめたいと思い
ます。

 
自然は、競争も、対立も、策略も、搾取も、秘密もない、
そして分離もされていません。
そう考えますと、われわれが経験する競争や対立などは
やはり間違っているといえるでしょう。競争よりは共生の
方がいいし、対立よりも互恵の方がいい、策略よりもある
がままの方がいいし、秘密よりも公開の方がいい、そして
分離よりも統合した方がいい・・・。このように「自然の摂理」
から考えたら、今の世の中で起こっていることはいかに
自然に反する行為が多いかがわかります。
そして、「自然の摂理」に従えば、すべてがうまくいきそうです。


「自然の摂理」には3つの大きな機能があります。

(1)調和を保ちながら、すべてのものは生成発展する。
   つまり、調和的生成発展機能が常に働いている
   ため、すべてのものはだんだんよくなるということ。

(2)調和を乱すものが出てきたとき、あるいは調和を
   乱す状況になったときには、調和を取り戻す秩序
   維持機能が働くこと。

(3)自然は非常に単純で、バランスとれていて無駄が
   ない、しかも論理的でわかりやすいということ。

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われわれ人間はいうまでもなく「自然」の一員です。
これまで人間は知恵を発達させ、それによって自然を
征服してきました。
しかし、征服することによって、自然体系を損なうこと
になり、生態系のバランスをも狂わせる結果を招いて
います。

ここから、学ぶべきことは、基本的には自然に順応した
方がよいということであると思います。
思い上がり、反自然行為も度がすぎると、先ほど述べた
「調和的生成発展機能」、「秩序維持機能」が働いて、
大きなこらしめを与えて目を覚まさせてくれるように
なっています。


「勇気」ある決断のために、「自然の摂理」がその指標の
ひとつであるとしているのは、こうした点が理由となって
いるのです。


マクロに見ますと、自然は、まちがった環境をつくった
時のみ競争が発生することを教えてくれていますし、
競争より助け合い教えあうことの方がベターなことは
少し勉強しますと、だれでもわかります。ともかく、本来
はまちがっていることですし、勝っても決して「幸せ」には
ならないとわかっています。競争を善として認めなけれ
ばならないのが、いまの社会システムといいますか、
資本主義が生み出した根本的な矛盾なのです。競争は、
競争相手の不幸を喜ばなければないような、人間にとって
本質的に不幸なことをつくり出します。


敗れた人々から恨まれることが、勝った自分の幸せに
なると仮定しなければならない、知的生物として最大級
の良心の矛盾を人間に与えるのが競争です。普通は
他人を不幸にし、他人から恨まれると自分も不幸に
なります。これは、「天の理」です。
自分が不幸になり他人も不幸になることを喜びとしな
ければならないのは、資本主義が陥った最大の矛盾
といえるでしょう。


自然の中で生活していますと、毎日さまざまな気づきが
あります。あらためて、自然の偉大さを感じますし、逆に
人間というのはちっぽけな存在だと思えてきます。自然
はつくづく「素直に、謙虚に、感謝して生きる」ことを、その
偉大さでもって私たちに示しているのかもしれません。


                  (船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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皆さん、お元気にお過ごしでしょうか。
ここ数年の世の中を見ていますと、いよいよ資本主義も
断末魔のあがきを始めているように思います。国内に
おいても、1877年の西南の役、1945年の終戦と
社会制度の大変革期には常に大きな事件が勃発し、
それによって価値観の大きな変化があったことは誰もが
知る事実です。


そして、4年前にはイラク戦争が起こり、いよいよ日本は
様々な議論の中、陸自先見隊を派遣することになり
ました。非常に不安定な世相ではありますが、明るい
未来を実現するためには、今こそ私たちそれぞれが
「人としてどう生きるべきか」を知り、「エゴ」ではなく
「エヴァ」の考え方をベースにした生き方をしてほしい
と願うのです。


「エゴ」とは、集合意識が「対立、競争」をベースにして
いる社会のことを指し、それに対して「エヴァ」とは集合
意識が「愛、調和、互恵」をベースにしている社会のこと
を指します。
日本では、どうやら明治以来「旧来の考え方」が貫かれ
てきたようです。


この旧来の考え方というのは、
「エゴが一番大事」、
「目先だけがよければいい」、
「人間がいちばん大事」、
「お金がいちばん大事」、
「競争はベストであり、策略は使うべし」、
「人の足をひっぱってもいい」・・・というものでした。

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これに対して、新しい価値観として現れた潮流は、
「競争はできればやめる」、
「目先のことより将来を追う」・・・といった考え方です。


これを、「エゴ」に対立するものとして「エヴァ」と
名づけています。
エゴの社会というのは「利害の衝突」です。いま、
企業が統合を目指しているのは、自分のエゴを
最大限に満たすためとも言えます。これに対して
自然は、「慈愛」の心で融合し、一つになっていき
ます。結局、行き着くところは「慈愛」の心だと思い
ます。これから、われわれはエゴの考えを改めて
いかなければなりません。これに対するもっとも
適切な答えは、「エゴ」から「エヴァ」(慈愛)へ
私たちそれぞれが変化していくべきだ思います。
「エヴァ」とは、先ほど述べたように、「エゴ」の
対極にあるもので、


(1)自分も大事だが、他人も大事
(2)目先も大事だが、将来も大事
(3)お金も大事だがそれ以外のものも大事 
だという考え方なのです。


そして、そのエヴァの核にあるものが「慈愛」の
心ということになります。個人レベルで考えた場合、
エゴをなくすというのは、他人の尺度で生きず、
自分の尺度で主体的に生きることを指しています。
それが、「エヴァ」的生き方への道ということになり
ます。そのように生きていくと、他人から何を言われ
ても平気になるし、自分も批判めいたことを言わなく
なります。


さらに、争いがなくなります。批判と否定は、嫉妬や
ヤキモチと、人との関係から発するものですから、
人は人、自分は自分というふうに生きていけば、
嫉妬も起こらず、批判もしなくてすむわけです。
ただ、ここで気をつけなければならないのは、このこと
を「他人のことはどうでもいい、自分のことだけ考え
ていればいいのだ」と誤解してはいけないということ
です。


それでは、これまで考えてきた「5つの指針」
(船井幸雄の人づくり5原則、「長所進展」・
「プラス発想」・「勇気」・「至誠慈愛」・「自由」)に
反する姿勢ということになってしまいます。あくまで、
個々それぞれが異なる存在であるという大前提に
立ち、他人を認め、受け入れ、理解し、「慈愛」の
心で対処するからこそ、他人に嫉妬せず、
批判せず、自分の尺度で主体的に生きることが
できるようになるわけです。


新しい時代づくりのために、今こそ私たちそれぞれが
正しい生き方を目指したいものです。私はいつも、
「一人(の姿勢や考え方)が世の中を変えるかも
しれない」と思っています。


                 (舩井幸雄談、文責・佐野浩一)

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今回は、私がこれまでにいつも大事にしてきた
すばらしい教えについて、皆さんにお伝えしたい
と思います。

 大将のいましめ
             徳川家康
 大将というものは
  敬われているようで その家来に
  絶えず落度を探られているものだ
  恐れられているようで侮られ
  親しまれているようで疎んじられ
  好かれているようで憎まれているものじゃ
 
 大将というものは
  絶えず勉強せねばならぬし
  礼儀もわきまえねばならぬ
  よい家来をもとうと思うなら
  わが食へらしても家来に
  ひもじい思いをさせてはならぬ
  自分一人では何も出来ぬ
  これが三十二年間つくづく思い
  知らされた家康が経験ぞ

 家来というものは
  禄でつないでならず 機嫌をとって
  はならず 遠ざけてはならず
  近づけてはならず 怒らせてはならず 
  油断させてはならぬものだ
  『ではどうすればよいので』
 
 家来には惚れさせねばならぬものよ
        元和二年六月(1616年)    

私はこれまで背伸びもしたし、ホラも吹いたが、
あけっぱなしで生きてきました。ある意味では、
スキだらけといっていいでしょう。しかし部下を
含めて他人の生きざまや意見を否定したことも
ないし、足を引っぱったこともありません。


そのような生き方をしていると、知らない間に
すべてを包み込めるようになってきたように思い
ます。


はじめのころは、他人からよく足を引っぱられる
こともありましたが、それらも謙虚にうけとめ、決して
言いわけはしなかったし、気にもしなかったのです。
そのうち周囲の人たちが自然についてきてくれる
ようになりました。


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私はこれまで30余年経営の第一線にいます。その
中で、どんなことがあってもこの『大将のいましめ』
だけは、いつもくりかえして読み返してきました。
これは、徳川家康が死ぬ直前に書いたという、実に
すばらしい教えです。船井幸雄グループの経営陣に
ももちろん読んでもらいましたが、人の上に立つ人には
ぜひ知っておいてほしいことなのです。


いまのように難しい世の中、大変化の世の中に
なりますと、「勉強好き」「すなお」「プラス発想」の
「成功の3条件」以外にどうしても必要な条件が増え
てきます。その1つが「自主的」であること。これは
言うまでもありません。2つめが「前向き」であること、
後ろ向きになったら今のような時は、それだけで
「ツキ」が落ちてしまいます。3つめが「自己責任」、
逃げていては誰もついてきません。


ここでお話したことは、私なりの「リーダーシップ論」
ですが、決して経営者に特有のものではないことが
お分かりいただけると思います。自己責任の意識を
もつことができれば、おのずと自信のあること、自分
が得意だったり、好きなことを優先的に行うようになり
ます。また、前向きに生きるためには、“生命をかけ
られるもの”を探しつづけることが大切です。
“生命をかけられるもの”=“自分が好きなこと”
だといえるでしょう。


これからの世の中は先頭に立って人々を引っ張って
いける人、「リーダーシップ」のある人が創っていくよう
に思います。まずは自己に対するリーダーシップ、
つまり自主性を発揮しましょう。さらには、家康のように
自分をいましめながらも周囲を引っ張り、常に「夢」と
「希望」を持ち続けて、よい世の中を創っていきましょう。


                  (船井幸雄談、文責・佐野浩一)

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私は、平素から様々な「本物商品」と付き合っている
こともあり、仕事がら一年中各地を飛び回っていますが
いたって健康です。
皆さんもどうぞお元気にお過ごしください。


さて、今回は私が常々行動の指針として考えている
「勇気」という言葉についてお話したいと思います。


「良心に従い、良いと思うことはすぐに行い、悪いと思う
ことはすぐに中止する勇気ある行動をくせづけること」


私はいつも何か行動を起こす際、この考え方を基準に
しています。ある意味では、私たちが「人財」として
目指すべき姿であると言ってもよいでしょう。


「勇気」というキーワードは、何か行動を起こす際の
判断基準、またはひとつの行動規範ということに
なります。私たちの日常は、何かを判断し、決定を下す
ことの連続線上に成り立っているわけですから、その
判断に誤りがあると正しく生きていることにはならない
わけです。


「人財」とは「正しく生きられる人のこと」と、私は
考えています。よって、正しく生きるためには、その
一瞬一瞬に正しい判断が求められるということに
なります。

 
私たちがどういう行動を取るべきかを判断する場合、
「良心に合致し」
「迷わず」
「納得でき」
「好きなこと」で
「他者に悪影響のないこと」
 は、どんどん前向きにやるべきでしょう。
そのためには、
「しなければならないこと、した方がよいこと」の
即時処理をお奨めします。


しかしその一方で、
「迷うこと」
「良心に反すること」
「納得できないこと」
「イヤなこと」
「他者に恨まれること」
は、できることならしない方がいいということになります。
これらをまとめて、勇気を持った意思決定、行動決定の
基準を私は次のようにとらえています。


(1)自分の心が100%納得することをやる
(2)相性の悪いこと、したくないことはやらない
(3)わくわくすること、したくてたまらないこと、
  自信のあることはどんどんする
(4)責任からは絶対に逃げてはいけないから、
  責任の取れることをする
(5)世のため、人のためにならないこと、
  人に恨まれることはしない

           
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世の中の状況を見ますと、日本人はどうしても右へ
ならえをしてしまい、自分で考え、行動し、責任を
とろうとしない風潮にあると言われます。


政治家や官僚の国会での答弁を聞いていても、
責任逃れの発言が極めて多いように聞こえます。
世の中を何とかしなければいけない、どうにかして
くれという機運は社会で高まっているわけですから、
この辺で大きく変わりたいものです。ただし、何事も
一挙に変わることには無理が生じるものです。


まずは小さなことから、一歩ずつ広げていかなければ
なりません。そのためには、私たちがまず一人から、
そして日々少しずつでも変わっていくことが求められて
いるのです。そのためには、主体性を持ち、気づいた人が
勇気を持って、それぞれが自主性を高め、
自らの勇気ある意思決定で、物事を判断していく
主体的な生き方をすることでしょう。


世のため、人のためによいと思うことに、まさに
今から取り組んでいくことだと思うのです。


「1人から世界が変わります。1人が世の中を変えられます。」


皆さんの多くは、「世の中を変える」などという言い方を
しますと、かなり大きな話に思えるかもしれません。
しかし、「勇気」とは「良いと思うことはすぐにやり、悪いと
思うことはすぐにやめること」です。まずは主体的に
あなたの行動基準や判断基準を「勇気」という視点に
合わせてみませんか。


何事も、小さなことが積み重なっていってだんだんと
大きくなっていくものです。まずは、あなた自身から
はじまるのだということを確信していただければと思います。


                   (舩井幸雄談、文責・佐野浩一)

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「自由」という言葉を耳にすると、「解放感」や
「リラックス」を感じられる方が多いかも知れません。
特に、若者たちの間では、
「自由」=好き勝手、自分の思うがまま・・・
と考えてしまう傾向があるようですし、大人の世界でも、
そのような考え方や見方が先行してしまいがちになります。
しかし、はたして「自由」とはそういうことを意味するので
しょうか。今回は「自由」について、じっくり考えてみたいと
思います。


まずはじめに、私の「自由」に対する考え方を述べます。
「自由」という言葉の裏側には、必ず「自主」と「責任」の
2つがともなうものです。自由勝手、気ままにという考え方は、
真の自由ではありません。
私は、自らの強い意志で、
どのような結果が出たとしても決して人のせいにしないで
行動することを「自由」と考えています。    


人間だれでも、なにかを自力でやってみたいという
欲望を持っています。その時、自分の責任で処理でき、
他に迷惑をおよぼさない自信があるのなら、やりたいことは
なんでもどんどんやればよいと思います。ただし、誰かに
迷惑がかかる場合、すなわち自分の責任ですべてが処理
できない場合は、いさぎよく、その欲望充足はあきらめる
べきだと思います。


何事も最終的には、主体的に自分の判断で決め、責任を
取るのが生きていくうえでの鉄則です。たとえ誰かの
アドバイスによって決めたとしても、自分が行うのであれば、
結果についての全責任が自分にあることに変わりありません。
アドバイスした人に責任をとってもらおうなどというのは、
まちがった考えであり、まったくの筋違いです。

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私たち人間は、ときとして『不思議なエネルギー』を発揮する
ことがあります。“やる気”があり、“必死”になれば、他人が
想像できないようなことでもやりのけてしまいます。仕事に置き
換えると、今の時代の企業経営にどうしても必要なものは、
従業員によるこのような「やる気」であると思います。たしかに
人間は、いやな仕事でも強制されればできるという一面を
もっています。
 

たとえば、その時の仕事効率を1としましょう。
すると、同じ仕事でも他から強制されるのではなく、
自分から納得してやったら、そのときの仕事効率は
1.6くらいになります。さらに、もしその仕事の
計画段階から参加し、納得してやった場合は、
強制されたときに比べ、1.6×1.6くらいの効率が
上がるといいます。これを“1 対 1.6 対 1.6×1.6
の原則”というわけですが、最近では、この差は1対3対10
くらいになっているともいわれています。それくらい、
「自由」に任されるということは、業務遂行のうえで重要な
ポイントであるといえます。


「最高の組織は、すべて自主管理で、規制のないことである。
法や規則や束縛の少ない社会ほど理想の社会である」とは
昔からいわれている言葉ですが、秩序が維持できるのならば、
放任管理に近づけば近づく程最高効率が生み出されると
考えられます。

「自由」を束縛されると、人は人工的な富をひとつも
つくらなくなるようです。というよりも、何も生み出せなく
なるのです。「自由」があるからこそ、人はやる気を出す
ことがわかります。これが「自由」の値打ちだといえる
でしょう。自主性と責任に裏打ちされた「自由」からは、
「独創」が生まれ、ひいては真に効率化された職場環境が
生まれるということにつながります。あなたご自身も、
自らを開放し、こだわりと束縛をなくすよう心がけましょう。


そして、他人や周囲にも束縛をしない心がけを
してください。そうすることで、あなたや周囲の人々の
「自己決定能力」が育ちます。あなたが組織の中で上司の
立場であるなら、部下の方にうんと任せる職場環境作りに
徹していかれるとよいと思います。


あなたは自らを活かし、周囲を活かし、そして組織を
活かすことのできる「人財」に、さらに一歩近づくことが
できると思うのです。


                   (舩井幸雄談、文責・佐野浩一)

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皆さんお元気でしょうか。私の近況をお伝えしますと
今年はどうやら講演活動もあいかわらず超多忙な
日々を過ごしてはいますが、いたって健康、元気です。
全国を飛び回りながらいろんな方々とお会いしますが、
その中で、あらためて「至誠」でおつきあいすることの
大切さを感じる今日この頃です。


誰でも自分自身のことは大切です。しかし、あなたが
自分を大切に思っているのと同様に、あなたの周囲の
人々も皆自分のことを大切だと思っています。このことを
忘れてしまっては、人間関係の基礎は築けません。
私たちは常に人間関係の中に生きているわけですから、
「至誠」で付き合うことの大切さはどんな場面からも理解
できると思います。


私たちは、助け、助けられて生きています。人というのは、
自分のために何かをするだけでなく、世のためや他人の
ために尽くせる能力を持っているのです。ならば、できるだけ
他者のことを思い、他者のためにも行動した方がよいと
言えます。一般に、大切にしている人のところへ、
その対象となるものが集まってくるといいます。つまり、
人を大切にする人のころには、やはり人が集まってくる
ということなのです。


かつて、吉田松陰の松下村塾には、将来の「人財」と
なるべく人々が集まってきました。その吉田松蔭の
人財作りの手法に、「どんな人とも、差別しないで、
その人のために至誠の気持ちで付き合おう」というのが
あります。われわれは言うまでもなく、人と人との
関係で生きていますが、差別といじめは絶対に
やってはいけないことです。
すべての人やものに
対して、同じように大事に接する癖をつけることです。


できるだけ受け入れ、認め、ほめる癖づけが大切です。
そして、大きなことも、小さなことも差別せず、常に
そこから学び、感謝し、どんなことにも全力投球するのが
正しい生き方です。
これらを実行すると、誰でも、あっと
いう間に、その生き様が「人財」の生き様に近づくようです。
さらにその癖づけができた人は「人財」といっても
いいでしょう。周囲が認め、いつしか尊敬をうけるように
なります。

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人と付き合う基本は、信じることに尽きると思われます。
信じられず、任せられないというのでは、人と付き合う
ことはできません。ましてや人に動いてもらうことは
できません。決して、人は歯車のようには動いては
くれません。それぞれに思いがあり、考えがあります。
だから、人は「信じられている」、「任されている」という
意識を覚えたときに、その人としては能力をもっと発揮
することになるのだと思います。人を信じて、あなたが
相手に期待することを、相手に対して行えば、相手も
きっと期待に応えてくれるでしょう。

相手にあなたの考えや気持ちを押しつけるのではなく、
あなた自身から相手に働きかけるのでなければ、
期待する反応は得られません。まず、あなた自身が
相手をむかえ入れる器量を持たなければなりません。
大切にすればするだけ、相手もあなたのことを大切に
してくれるものです。

人とのつき合い方についてまとめておきますと、

(1)自らは至誠で生きて弁解はしない。
(2)自らも人財、人格者になるよう努めながら、損得を超え、
人づくりに全力投球する。
(3)人の話をできるだけ聞く。
(4)どんな人も差別しない。
(5)人の長所を見つけて伸ばし、誰をも認める。
(6)自分でできるだけのことをして、あとは自然に任す。
(7)存在するものをあるがままに認める。否定せず、
  批判・非難せず、一方的な判断をせず、自然に任せる。
(8)すべてに感謝し、嬉しく、楽しく、慌てず、温かく、
  柔らかく、心静かに生きる。

あわただしい毎日ですが、私は最近こんなことを考
えながら日々の仕事にあたっています。皆さんも、
ひとつずつ、少しずつ、実践していかれては
いかがでしょうか。
(舩井幸雄談、文責・佐野浩一)

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~成功の3条件~

私は、毎日本当にびっくりすることの連続です。
そうしたことがらをもっと知りたい、自分流にルール化
したいという欲求が、私の若さを支えているのだと
思います。毎日イキイキ、ワクワク生きることが
できるのも、おそらくそのためではないかと
考えています。


さて、私が、1968年(昭和43年)ごろに実体験から
ルール化としたものに、「成功の3条件」というものが
あります。これは、いつの時代にも、またどんな人にも
共通する究極のセオリーといっていいようです。


「成功の3条件」とは、
(1)勉強好きで、
(2)すなおで、             
(3)どんな場合も、プラス発想できるくせづけを行い、
これらを全部満たして、前向きに自主的に生きれば、
成功まちがいなしということになります。

経営者の方々には、「成功する経営者の3条件として、
これまで書籍や講演でも力説してきました。

 
人間のアタマは、勉強すればするだけよくなるようです。
勉強するというのは、知らないことを知り、それを
体系的に理解し、いつでも引き出せ使えるようにして
おくことです。わかりやすくいうと、「知らないことを知る」
ということになります。よく、「それは前に聞いたことがある」
と言う人がいますが、「聞いたことがある」と「知っている」
というのは根本的に違います。自分の頭で十分理解し、
人が納得できるように説明することができてはじめて、
「知っている」ということになります。「聞いたことがある」
といつも言う人は、このことを勘違いしてしまっている
といえます。知っているふりだけはやめたいものです。

 
勉強好きであるためには、心が素直でないといけません。
皆さんもご存知の松下幸之助さんは、まさに素直を
絵に描いたような方でした。ある時、インタビュアーの方が、
松下さんに「松下さんは素直の何段ですか?」という
質問をしたそうです。すると松下さんは、「私はまだまだ
素直の初段です。」と答えられたと聞いています。
私は新しいもの、不思議なものを見るのが大好きで、
毎日毎日新鮮な驚きをしています。こうした驚きの
素となるのは、好奇心です。この好奇心がある限り、
人間は成長します。そしてその好奇心で見知らぬものを
知ったとき、新たな願望が湧いてくるのだと思います。

素直とは、「どんなことも、批判や否定をしないで、
まず受け入れる」ということです。そうした意味で、素直さ
というのは、その人が勉強熱心かどうかに大いに
かかわっているようです。


勉強する際のポイントとしては、
(1)やむを得ず必要に迫られてする場合、
(2)興味があって自主的に好きでやる場合が、
もっとも効果が上がるといえます。

  
たとえば、モルモン教徒は40日ぐらいで外国語を
1カ国語マスターするそうです。私の友人の
ケント・ギルバートさんは、日本への布教のために
、40日ほどで日本語を覚えたといっていました。

 
また韓国の三星(サムソン)グループでは、幹部社員
には通常、日本語と英語を話せないとなれないようですが、
99%の人々は42日間で1カ国語を覚えるようです。

 
私も、その語学研修を見学しましたが、なるほど
と思いました。私を含めて普通の日本人が10年
学んでも英語をマスターできないのは、
「必要がないから」が最大の理由だと思えます。
この「必要やむを得ない場合」に、匹敵するくらい
学べるのが「興味があって自発的に学ぶ場合」です。


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~素直に受け入れ、日々新た・・・~

私は、沖縄アクターズ・スクールのマキノ正幸校長と
親しいのですが、マキノさんのハード訓練に耐え、
すばらしく伸びる若い人たちの秘密は、「興味があって
好きで自発的に学んでいる」からです。彼らの中には、
神がのり移ったとしか思えないほど、普通の人間技では
なしとげられないような神々しい踊りと歌♪で、私を
魅了してくれる若人が何人もいました。自発的に真剣に
取り組む時、人は無限の力を発揮するようです。

 
このような人たちにはびっくりさせられ、すがすがしさ
さえおぼえますが、私の好きなのは、「必要やむを得ず」
よりも「興味を持って自発的に」の方です。
 

ともあれ学ぶというのは、よいことです。この場合、
先ほども話したとおり、「素直」でないと、ほとんど
学べません。「素直」とは、「自分を無にすること」です。
既存の知識とか経験には、とらわれないこと、
どんなことも否定や批判をしないことです。

 
武道家の藤平光一さん、青木宏之さんやバレエの
西野皓三さんなど、私と親しい「気」の達人たちは、
人間技でないようなすばらしい技を見せてくれますが、
すべて「素直」=「無」から生み出されたようです。
無に興味、自主性、真剣さが加わると、
沖縄アクターズ・スクールの10代の若者のような
神技が出てくるのだと理解しています。

 
ともかく勉強好きで、素直になると効率的に
正しい上手な生き方が、あっという間に体得、
会得できます。そのためにはまず自分自身のことを
知る必要があります。
自分のことを深く
知るには、まず過去の経験の分析、自分の特性、
いまからやりたいことの三つを、素直に勉強好きに
なってまとめてください。まとめ方は自分流で
けっこうです。効率的に自分のことがわかります。
まず、その手法を体得し、自分のことから他人の
ことや世の中のことにまで興味の対象を広げて、
他人や世の中のことを知る第一歩にしてほしいと
思うのです。


これらの基本は、『勉強ぐせ、素直ぐせ、プラス発想ぐせ』
です。それが、上手に正しく生きる第一歩だと
信じています。皆さんもまず何事も素直に受け入れ、
日々新たなことを知って、明るく前向きに生きて
いただきたいと願います。


                   (舩井幸雄談、文責・佐野浩一)

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~よいDNAをONにする方法~

さて、今回は少し遺伝子の話をしたいと思います。

「人間は思いによって上手に生きられる。」

このことを遺伝子という最先端の科学の現場から証明
してくれたのが、筑波大学名誉教授の村上和雄さんで
す。かつて、『生命の暗号』(サンマーク出版刊)という
書物を書かれたときに、次のように言われていました。


「人間の強い思いによって遺伝子の働きは変わる。よ
い遺伝子が働き出し、わるい遺伝子が働きをやめる。」


ところで、人間の遺伝子の大きさはいったいどのくらい
だと思われますか?地球上のすべての人間、つまり
60億人分のDNAを集めてきても、米粒一個に入って
しまうほど小さいようです。


そんな小さなDNAの中に、千ページの百科事典の
千冊分に匹敵するという、とんでもない量の情報が
詰め込まれている。しかも、一人の人間の60兆個の
細胞の一個一個に同じ遺伝子があって、それが脳
にあれば脳の働きをし、爪のところにあるのは爪の
働きしかしない。実にうまくできているということです。


人間および生命体というものが、いかに驚異的な
存在であるかがおわかりになると思います。


その遺伝子は、スイッチのON/OFFに似た機能
をもっており、何らかの能力をもっていてもそれが
作用するときと作用しないときがあるといいます。
しかも、その遺伝子を作用させる最大の要因は
人間の「思い」であるというのが村上さんの考え
方です。


遺伝子というと、私たちは「親から伝えられる形
質」(遺伝)といった受けとめ方をしがちですが、 
それは遺伝子のもつ役割の半分でしかないとい
うことです。


より大きな役割は、毎日呼吸して、考えたり、
喜んだり、悩んだりしながら、生きている私た
ちの生命活動すべてに関係しています。心そ
のものは遺伝子に左右されませんが、心が
何かを実行するためには、遺伝子の働きが
不可欠なのだそうです。


つまり、勝手に働く場合と、状況や気持ちで
コントロールできる場合という二面性を持って
いるということです。心の持ち方が遺伝子を
大きく左右し、その人の健康や幸福度に深く
関与するのです。


よって、上手な生き方をするためには、よい
遺伝子をONの状態にしておくことが大事で
す。そのコツとして、村上さんは次の四項目
をあげています。


(1)自分の「いまの状態」を丸ごと肯定的に認める。
(2)エゴを捨て、世のため人のためを考えて生きる。
(3)人との出会い、機会との遭遇を大切にする。
(4)どんなときも明るく考え、前向きに生きる。


以上の四つですが、どの項目も納得のいくもの
ばかりです。

~元気に楽しい人生を送るために~

私は、経営コンサルタントとして、どんなことが
起きても、どんな苦難が押しよせてきても、あ
るがまま、成るがまま、にすべてを受け入れ、
感謝し、喜んで、楽しんで生きる努力をすると、
一挙にツキはじめる例を、これまで多く見てき
ています。
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遺伝子ONのためには、どんな出来事も「必要
、必然、ベスト」ととらえ、それを否定せず肯定
的に認めることが大切なようです。さらに、私が
かねてから繰り返してきた「過去オール善」「他
者オール肯定」という考え方や姿勢も、村上先
生がいう遺伝子ONの条件であるということにな
ります。


それでは、なぜ人間の「思い」は実現するので
しょうか。それは、人間だけが知的な思いを持
つ存在であり、世の中をつくった創造主の意思が
そこにあるとすれば、その思いは実現するよう
にプログラムされていると考えるとわかりやすい
と思います。


ですから、私たちの「知的な思い」がその創造主
(=サムシング・グレート)の「思い」に近づけば近
づくほど、より実現しやすくなるということにもうな
づけます。


このように考えますと、「思いの実現」は「プラス発
想」の最終目標であり、私たちが人間の特性とし
て実現可能な目標であるということになります。


今回は少し難しいお話になったかもしれません。
しかし、プラス発想し、素直に謙虚に物事をとらえ、
感謝し、喜んで生きていると、遺伝子ONの状態
になり、私たちは元気に楽しく生きられるという
ことは、おわかりいただいたと思います。
      
      
(舩井幸雄談、文責・佐野浩一)

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~自分の特性を知る6つの質問~
 
 さて、前回は「役割と使命」のお話をしました。
 
その中で、皆さんのこの世における「役割」は、それぞれ
の長所的特性にあることを知ってもらいました。しかし、
皆さんもお感じのとおり、自分のことは案外よく知らない
ものです。

だからこそ、私たちは時間を作って、「自分のあり方」や
「自分の道」を知ることが必要です。今回ご紹介する「自
分との対話」によって、正しく効率的に生きるコツを知っ
ていただくことにつながればと思います。

「自分の特性」をどのようにして知るか…。ここでは誰で
も簡単に、そして客観的に知ることができる方法を、ご
紹介します。頭に思い浮かべるだけでなく、実際に紙
に書き出してみるといいようです。


(1)『あなたの性格的な長所』について書き出してくだ
  さい。例えば、人と話すのが好き、物をいじるのが
  好きとかいうことです。短所にふれる必要はありま
  せん。

(2)『自分の得意なこと』をあげてみましょう。スポーツ
  や絵を描くのが得意であるというように、苦手なこと
  を考えず、自分の中で「これは得意だな」と思える
  ことをピックアップしていってください。

(3)さらに、自分は「縁の下の力持ちとして評価された
  い」とか、「人の心を絶対に傷つけたくない」といっ
  たように、『あなたの信条としていること』を書き出し
  ましょう。

(4)『これまでに楽しかったこと、のめり込んだこと』に
  ついて、過去の体験を振り返って具体的に書いて
  ください。仕事でも、趣味についてでもかまいません。

(5)『あなたが普段やっていて飽きないこと、苦になら
  ないこと』を思い出してください。時を忘れてやって
  いること、やり出したら止まらないものがこれにあた
  ります。

(6)『やってみたいこと、あこがれていること』を書き出
  してみましょう。たとえば、かつてなりたいと思った
  職業や今はやっていないけれど(近い)将来やって
  みたいことなどを考えてみてください。

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~素晴らしい人生をおくるために・・・~

 基本的には、これら「6つの問いかけ」に対する回答
をじっくり眺めてみたとき、マクロに見てすべてに共通
するものを導き出すことができれば、それがあなた自身
の特性と考えることができると思います。しかし、なか
なかストレートにはいかないものですから、他人の評価
といいますか、他者の判断が必要となってきます。


できれば、あなたのことをよく知っている人に結果を見
せて、アドバイスをもらうことも大事だと思います。
 

最後に、それぞれの「問いかけ」に対してどのような
ポイントが含まれているかを検証してみたいと思いま
す。

(1)「自分の性格的な長所」、これはいうまでもなく
  あなたの『特性』そのものです。ただし、もしかす
  るとその中には自分の願望が込められていたり、
  本来長所であるはずのものがあげられていなか
  ったりするかもしれません。しかし、過去のあなた
  ご自身の具体的事実や経験に基づいて書かれて
  いれば回避できます。「明るい」とか「明朗である」
  という長所はよくあげられますが、これらも具体的
  事実によって支えられているならば、それはあなた
  の長所として根付いているものと判断されます。

(2)「得意なこと」、ここからは『生まれ持った基本的
  なあなたの特性』が出てきます。

(3)「信条」、ここには、『あなたの生き方の願望』が
  出てきます。

(4)「これまでに楽しかったこと、のめりこんだこと」、
  往々にして潜在力が初めて発揮された時がこの
  段階で、『これはあなたの注目すべき特性』です。

(5)「やっていて飽きないこと、苦にならないこと」、
  ここには『あなたの役割』が示されている可能性
  が高くあります。

(6)「やってみたいこと、あこがれていること」、この
  願望は、頭で考えたり、エゴ的な発想によるとこ
  ろもあるので、参考程度にした方がいいかもしれ
  ません。

 自分のことはよく知っているつもりでも、案外知らな
いものです。自分自身の特性を、他者の視点も交え
ながら深く知ることは、自分の役割を知り、それが自
分の使命を解く鍵となり、正しく素晴らしい人生をおく
るための重要な課題といってもよさそうです。皆さん
も一度や二度はやってみられたらいいと思います。
                  
                       
           (舩井幸雄談、文責・佐野浩一)

~サムシング・グレートの存在~
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「人は生まれるときに人生の大半を決めてくるようだ」と私
は確信しています。世の中には、私たち人間の知恵では
はっきりわからない「偉大なる何者か」が存在しているよう
です。

それは、そのまま「創造主」といってもいいのですが、私は
これまで「サムシング・グレート」と呼んでいます。


いまのところ、人間は、科学という手法ではどんなに努力
しても木の葉1枚、大腸菌1つつくれません。一方、宇宙
を見ると数え切れないほどの星団や星があります。身近
なところでも銀河系があり、そのなかに太陽系、その第3
惑星に地球があります。


地球上には何百万種類もの生物が存在していますが、そ
のそれぞれが実に人知の及ばない緻密さで創られ、すべ
てが一糸乱れず見事に運用されています。いったいそれ
をだれが創り、だれが運用しているのでしょうか。


それは大自然の源泉であり、宇宙全体の意思といえます
が、「われわれすべては、偉大なる何者か、いわゆるサム
シング・グレートにある目的をもってつくられ、生かされてい
る存在」と考えられます。


~長所をみつめ自らの使命を考えてみよう!~
それでは、ここまでのことをふまえて「使命」という言葉の
意味を考えてみましょう。端的にいえば、「使命」とはその
「サムシング・グレート」によって個々の人間に与えられた
存在理由ということになります。
 

皆さんも経験されたことがあると思いますが、私たちの
日々の生活において、普通では考えられない偶然とい
うものがあるように思います。

このことを簡単な例で説明しますと次のようになります。


「あの人に会いたいなあ」と思っていると、思いもよらぬ
場所とタイミングで会えたりすることがありませんでした
か? どう考えても「誰か」が仕組んでいるとしか思えな
い運命の出会いともいえそうです。
 

また、あなたが仕事などで「乗っているなあ。何をやって
もうまくいくなあ」と感じているときに、突然トラブルに見
舞われたりすることなどはなかったでしょうか? この時、
「これは謙虚になって、自重しろということなのか」と考え
たりします。
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これらの一見偶然としか思えないできごとは、もしかする
と何かとんでもない大きな存在が操っているのではない
かと考えると説明がつくように思えるのです。その存在が、
まさしくサムシング・グレートと考えてよいでしょう。


私たちの「使命」は唯一「サムシング・グレート」のみが
知るものであり、どうやらあらかじめ個々それぞれに人
生のプログラムが用意されているのかもしれません。私
たちがどうしてこの世に生を受け、どのような「使命」を
与えられているのかについては、自分自身の「役割」
を知ることから次第にわかるように思います。


結局のところ、人間の本来の使命や役割は、どうやら
長所的特性の中にあるように思います。なぜなら、
利点や長所を伸ばすと欠点や短所はカバーできる
ようになっているからです。


私たちの「役割」は個々のよい特性(=長所)を深く
知ることによって、それが可能となるわけです。サムシ
ング・グレートはそれぞれの存在物に使命、役割が
あり、それが果たせるように、「この世」や「仕組み」
をつくったようです。


私はいつも「自分との対話」と呼んでいますが、自分
自身の長所的特性を様々な方向から見つめ、書き出
していくことから、自分の役割を見つけることができる
と考えています。
 
 
しかしながら、その「役割」をそのまま「使命」と確定
することができないのは、われわれ人間は未熟で、
自分自身のことをすべて正確に理解しているわけで
はないからだと考えられます。


今日皆さんにお伝えしたいことは次のひとことに
集約できます。

「まずは、自分自身のことをじっくり見つめてみましょう。」

素直に自分が生きている(生かされている)ことに感謝
して、生まれながらにして与えられた自身の長所をじっ
くり確認してみてください。そうして自分自身を深く見つ
めることから、「役割」を知り、生きることがベストな選択
といえるでしょう。

さらには、その「役割」から自分の「使命」を導き出す
努力を続けたいものです。
           
                 (船井幸雄・談/文責・佐野浩一)

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~ロシアの文豪トルストイからの教訓~

 さて、皆さんもよくご存知のロシアの文豪トルストイは、
ある時次のような体験を書いています。おもしろいの
で、まずはお読みください。


 『トルストイが自転車に乗り始めた頃の話です。彼が
 ペダルをこいでいくと前方に石が転がっているのが
 目に入ってきました。彼は、なんとかしてそれを避け
 ようと、その石をにらみながら、懸命にハンドルを握
 っていました。ところが、その石を見つめれば見つめ
 るほど、自転車はそのほうへ近づいていき、とうとう
 彼は、石にぶつかって転んでしまったというお話です。』

トルストイのこの文章は、ものごとのマイナス要因
ばかり気にしていると、結局その通りになってしまう、
だからそんなことは気にせず、もっと楽天的に生きよ、
という意味のひとつの教訓を含んでいます。


 また、アメリカの哲学者、心理学者であるジョセフ
・マーフィの理論を一言で要約すると、次のようにな
ります。「よいと思えばよいことが起こり、悪いと思え
ば悪いことが起こる。だから、よいことを思おう」。

伸びる人、成功する人は、間違いなくプラス発想型
人間です。プラス発想をすると、ものごとが自然に
プラスの方向に展開していくからだと考えられます。

 私たちのまわりに起こることは、すべて必要、必然
です。そして、それをベストにするべく私たちは努力
しなければならないのです。その努力とは、まさに学
ぶことを指します。自分の知らないこと、びっくりした
こと、不本意なこと・・・。すべてを必要、必然だと思え
るためには、素直に事実を受け入れ、できることなら
ばなぜそうなるのかを勉強することが大切です。

もちろん、すべてをあるがままに受け入れるということ
は、身の回りに起こる事象だけにとどまらず、自己に
対しても、他者に対しても同様です。「過去オール善」、
「他者オール肯定」の考え方は、まさにこの考え方を
ひとことで表現したものにほかなりません。



~幸福に生きる3か条~
 ここで、幸福に生きる3カ条にふれてみたいと思いま
す。それは、「過去を肯定する」、「現在を前向きに生
きる」、「未来に夢を持つ」という3点です。

もっとしぼれば、未来に大きな夢を持つということになり
ます。未来を明るく描き、そこに実現可能な夢を設定し
ます。そうすることで、つらい過去も、苦しい現在も、未
来の光に照らされ明るく色づきはじめます。

未来を希望的に描くには、未来を知ることが必要です。
つまり、この先どうなっていくのかをよく勉強して知ろう
とすることが 肝要です。知らないことを知ることが、
不安を取り除き未来に夢を持つコツなのです。

日々の生活や仕事に疲れるのもやむを得ないこと
ではありますが、目先のことだけでなく、5年、10年
先の目標を決めて勉強に励めば、必ずや「希望」が
見えてくるものなのです。

 一方、人の価値観には多様性がありますから、あ
なたと違うからといって、人を批判してはいけません。
人はすべて違うのですから、あなた自身の尺度だけ
で判断してはいけないのです。ですから、違いにこだ
わるのではなく、違いを認め、好きになることが何より
も大切です。そして、できればその人の長所とつき
あい、お互いの長所を高めあいながら付き合うことが
できれば最高です。

 船井流「プラス発想」の考え方をまとめますと、すべ
てを素直に、謙虚に受け入れられるよう日頃からくせ
づけをし、勉強ぐせをつけておくということになるよう
です。
皆さんも、できるだけ「プラス発想」し、明るく
前向きに生きてください。そうすれば、おのずと人
相がよくなり、ツキを呼び、幸せな生活をおくること
ができると思います。

                
           (船井幸雄・談/文責・佐野浩一)


~失敗皆無の法則~

長所伸展法は、1965年前後から私が気付いた経営
ノウハウで、1980年には、これはベストのノウハウ
であり、しかも経営だけでなくあらゆる面に通用する
万能の「上手な生き方ノウハウ」でもあると、確信を
持ったものです。

この長所伸展法をもとに、「船井流経営法」ができ
あがりました。
成功例100%。まさに失敗皆無の
ノウハウです。長所伸展法のおかげで、私の周辺
には、人財や「幸せな人」が続出しており、私自身
もその「幸せ」をかみしめております。


それでは、個々の人間において「長所を活かす」と
いうのはどういうことでしょうかその人の生きてい
る意味、果たすべき「役割」や「使命」は、その人
自身の特徴、主に長所に現れます。


短所と見える個々の特性は、あくまで長所を伸ばし、
生きている目的、果たすべき使命や役割を成し遂げる
ための補助的な特徴として備えることになったもので、
あまり深くつきつめる必要はありません。むしろ触れて
はいけないのです。


短所だと思えること、苦手だと感じることは確かに気に
なるものですが、短所に手を出すのはよほど力がある
人でない限り非効率的な作業です。労力の割には効果
も少なく、克服、改善ができたとしても、かなりの時間を
費やしてしまうことにもなりかねません。


~長所は人と競争せず~


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長所を伸ばすこと、活かすことを積極的に考えれば、短所
と見えていたことの意味もだんだんとわかってくるものです。
なぜなら、利点や長所を伸ばすと欠点や短所はカバーでき
るようになっているからです。


つまり、短所が長所に包み込まれて、そのうち気になら
なくなってくるのです。大げさに考える必要もありません。
「ここが自分の良いところだな」と思えるささやかな長所
に気づくだけで充分なわけです。重要なのは、“誰にも負
けていないところ”というのではなくて、“よいと思えるとこ
ろ”という基準から長所を見極める必要がある点です。

こうして、自分の長所について考えていくと、ひとつの
結論めいたことにぶつかります。それは、あなたの独自
固有の長所は人と競争しないということです。人が他人
との比較をするときに、たとえば点数や何かのものさしを
使うことになりますが、自分しか持ちえないもの、つまり
 「オンリーワン」は他人と競争する必要がないわけです。


それは、あなたがあなたであるべき特性であるわけです
から、その長所を活かすことがあなたの役割であることは
おわかりいただけると思います。


                    (船井幸雄・談/文責・佐野浩一)

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今回は、まさしく「本物」の人づくりを実践し、短期間に歴史に
残る数多くの人財を輩出した吉田松陰についてお伝えしたい
と思います。


~「明治維新」を成し遂げた人財を多数輩出~

山口県萩市にあった松下村塾は、松陰の叔父である玉木
文之進が創立し、松本村(松陰の出生地)を中心に、萩周
辺の青年たちが塾生として通っていました。


資格、身分、学問のあるなしを問わず、入退自由で、時間
制限がないというのが特徴でした。松陰は、その松下村塾
を安政4年(1857年)から引き継ぎ、投獄されるまでの約1
年あまりの間に、約80人余の人財を育て上げました。


いまも歴史に残る優れた人財が名を連ねています。たとえば、
四天王といわれるのが、久坂玄瑞、高杉晋作、吉田稔麿、
入江杉蔵(双璧は、久坂玄瑞と高杉晋作)という人たち
です。
 


続いて二参議は木戸孝允と前原一誠の2人、
五大臣が伊藤博文、山形有朋、品川弥次郎、山田顕義、
野村靖という顔ぶれです。
皆さんもよく知
っている名前ばかりだと思います。

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~長所を見つけ、長所を伸ばす教育法~

松蔭は、9歳の時から人に何かを教える役割を担ってき
ました。彼はわずか30年の短い人生の中で、実に4度も
投獄されています。その投獄中も、自分の学んできた学問
や旅によって広めた見聞を語ったり、句会を催すなどして、
囚人たちのすさんだ気持ちすらもあっというまに正しいあり
方に変えてしまったそうです。


また、松陰その人は、人の才能や長所を見抜き、それを
伸ばしていくことにかけては天才でしたが、悪いことに対
してはほとんど指摘しなかったようです。
の本来の教育手法は、一人ひとりを十分に観察し、その
長所を引き出してほめて、その人が持っている才能を磨
いていったものだったといわれています。相手が子どもで
あっても、塾生であっても対等にそして親身につきあい、
人に差別や区別をまったくしませんでした。


ひとつのエピソードとして、こんなことがあったそうです。
松下村塾で教えていた当時、人材登用の必要性を上書
し、塾生たちを次々に江戸に送り出しました。そのとき、
必ず「送書」といって、塾生一人ひとりに手紙を書きました。
そこには、その人の性格や資質、長所などをていねいに
伝えると同時に、生き方の心構えを個々それぞれに説い
ていたそうです。


こうした吉田松陰の考え方や生き方は、現代に生きる
われわれも学ぶところが多くあります。自らの
長所を知り、それを存分に活かし、さらに周囲にいる人たち
の長所を発見し、活かしていくことが大事です。

こうした生き方ができる人を、わたしは「人財」と呼んでいます。
皆さんにも「人財」としての生き方を実践してほしいと思って
います。

                     
                    (船井幸雄・談/文責・佐野浩一)

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