
~自分の特性を知る6つの質問~
さて、前回は「役割と使命」のお話をしました。
その中で、皆さんのこの世における「役割」は、それぞれ
の長所的特性にあることを知ってもらいました。しかし、
皆さんもお感じのとおり、自分のことは案外よく知らない
ものです。
だからこそ、私たちは時間を作って、「自分のあり方」や
「自分の道」を知ることが必要です。今回ご紹介する「自
分との対話」によって、正しく効率的に生きるコツを知っ
ていただくことにつながればと思います。
「自分の特性」をどのようにして知るか…。ここでは誰で
も簡単に、そして客観的に知ることができる方法を、ご
紹介します。頭に思い浮かべるだけでなく、実際に紙
に書き出してみるといいようです。
(1)『あなたの性格的な長所』について書き出してくだ
さい。例えば、人と話すのが好き、物をいじるのが
好きとかいうことです。短所にふれる必要はありま
せん。
(2)『自分の得意なこと』をあげてみましょう。スポーツ
や絵を描くのが得意であるというように、苦手なこと
を考えず、自分の中で「これは得意だな」と思える
ことをピックアップしていってください。
(3)さらに、自分は「縁の下の力持ちとして評価された
い」とか、「人の心を絶対に傷つけたくない」といっ
たように、『あなたの信条としていること』を書き出し
ましょう。
(4)『これまでに楽しかったこと、のめり込んだこと』に
ついて、過去の体験を振り返って具体的に書いて
ください。仕事でも、趣味についてでもかまいません。
(5)『あなたが普段やっていて飽きないこと、苦になら
ないこと』を思い出してください。時を忘れてやって
いること、やり出したら止まらないものがこれにあた
ります。
(6)『やってみたいこと、あこがれていること』を書き出
してみましょう。たとえば、かつてなりたいと思った
職業や今はやっていないけれど(近い)将来やって
みたいことなどを考えてみてください。

~素晴らしい人生をおくるために・・・~
基本的には、これら「6つの問いかけ」に対する回答
をじっくり眺めてみたとき、マクロに見てすべてに共通
するものを導き出すことができれば、それがあなた自身
の特性と考えることができると思います。しかし、なか
なかストレートにはいかないものですから、他人の評価
といいますか、他者の判断が必要となってきます。
できれば、あなたのことをよく知っている人に結果を見
せて、アドバイスをもらうことも大事だと思います。
最後に、それぞれの「問いかけ」に対してどのような
ポイントが含まれているかを検証してみたいと思いま
す。
(1)「自分の性格的な長所」、これはいうまでもなく
あなたの『特性』そのものです。ただし、もしかす
るとその中には自分の願望が込められていたり、
本来長所であるはずのものがあげられていなか
ったりするかもしれません。しかし、過去のあなた
ご自身の具体的事実や経験に基づいて書かれて
いれば回避できます。「明るい」とか「明朗である」
という長所はよくあげられますが、これらも具体的
事実によって支えられているならば、それはあなた
の長所として根付いているものと判断されます。
(2)「得意なこと」、ここからは『生まれ持った基本的
なあなたの特性』が出てきます。
(3)「信条」、ここには、『あなたの生き方の願望』が
出てきます。
(4)「これまでに楽しかったこと、のめりこんだこと」、
往々にして潜在力が初めて発揮された時がこの
段階で、『これはあなたの注目すべき特性』です。
(5)「やっていて飽きないこと、苦にならないこと」、
ここには『あなたの役割』が示されている可能性
が高くあります。
(6)「やってみたいこと、あこがれていること」、この
願望は、頭で考えたり、エゴ的な発想によるとこ
ろもあるので、参考程度にした方がいいかもしれ
ません。
自分のことはよく知っているつもりでも、案外知らな
いものです。自分自身の特性を、他者の視点も交え
ながら深く知ることは、自分の役割を知り、それが自
分の使命を解く鍵となり、正しく素晴らしい人生をおく
るための重要な課題といってもよさそうです。皆さん
も一度や二度はやってみられたらいいと思います。
(舩井幸雄談、文責・佐野浩一)