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私たちは、仕事においても、生活においても、
いつもAかBかの選択を迫られながら一瞬一瞬を
生きているといってよいでしょう。
今回は、「良心」と「勇気」についてお話したいと
思います。
「良心に従い、また理性的に判断して、良いと
思うことを実行し、悪いと思うことをやめることが
人間の役割である」と、私は常々思っています。
良心というのは、その人に対する創造主
(サムシング・グレート)の意向であるとも考え
られます。
私たちすべてが、この世に生きる役割と使命を
持って生まれたとすれば、良心自体も個々それ
ぞれに用意されたレベルがあると考えられそうです。
また、一人ひとりの良心はその人の理性の強さに
よって変わってくるとも言えます。よって、あなたの
良心も、他人の良心もまったく同じであるというもの
ではありません。
人間は個として生きているわけですから、あなたの
良心と他人の良心が違っても当然です。しかも、
私たちは刻々と変化し、成長しているわけですから、
10年前の良心と今の良心のレベルが異なっている
ことも考えられます。
要は、その時その時にいかに良心に忠実に生きられる
かどうかにかかっているということです。
「良心に従う」というと、何か世離れしたイメージを
お持ちになるかもしれません。しかし、あまり難しく
考える必要はありません。良心は、実はあなた
自身のその時その時の生成発展レベルに応じて、
極めて適正な要求をしているわけです。
言いかえると、「良心」が主張することは、現在の
あなたにとっての精一杯ベストな判断であると考え
られます。
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成長するためには常に一歩上を見つめていかな
ければなりませんから、「良心」もやはり努力
次第で実現可能なレベルの判断基準でなければ
ならないといえるでしょう。
そうだとすれば、あなた自身の人間としての成長
レベルが高くなるにしたがって、「良心」の主張は
厳しくなり、その内容も高まって、一見実現不可能と
思えることを要求されることも予想されます。
私たちは、ともすれば目先の利益や安楽に流され、
「良心」の痛みを感じながらも誤った判断をしてしまう
ことがあります。しかし、それを繰り返していては、
「人財」になることはおろか、人間としての成長もあり
ません。あなた自身の「良心」の声に注意深くなり、
それに従う行動の実現に向けて努力してみてください。
「良心」の主張どおり行動することが現実的に無理
ならば、次善の策を捻出することが大事です。
そして、次の機会には「良心」どおりに行動することが
できるよう、さらなる準備をすることです。
あなたの成長にとっても、世の中の発展にとっても、
まずはあなた自身が「勇気」を持って行動することが、
すべてにつながると私は考えます。
(船井幸雄談、文責・佐野浩一)

