
~成功の3条件~
私は、毎日本当にびっくりすることの連続です。
そうしたことがらをもっと知りたい、自分流にルール化
したいという欲求が、私の若さを支えているのだと
思います。毎日イキイキ、ワクワク生きることが
できるのも、おそらくそのためではないかと
考えています。
さて、私が、1968年(昭和43年)ごろに実体験から
ルール化としたものに、「成功の3条件」というものが
あります。これは、いつの時代にも、またどんな人にも
共通する究極のセオリーといっていいようです。
「成功の3条件」とは、
(1)勉強好きで、
(2)すなおで、
(3)どんな場合も、プラス発想できるくせづけを行い、
これらを全部満たして、前向きに自主的に生きれば、
成功まちがいなしということになります。
経営者の方々には、「成功する経営者の3条件として、
これまで書籍や講演でも力説してきました。
人間のアタマは、勉強すればするだけよくなるようです。
勉強するというのは、知らないことを知り、それを
体系的に理解し、いつでも引き出せ使えるようにして
おくことです。わかりやすくいうと、「知らないことを知る」
ということになります。よく、「それは前に聞いたことがある」
と言う人がいますが、「聞いたことがある」と「知っている」
というのは根本的に違います。自分の頭で十分理解し、
人が納得できるように説明することができてはじめて、
「知っている」ということになります。「聞いたことがある」
といつも言う人は、このことを勘違いしてしまっている
といえます。知っているふりだけはやめたいものです。
勉強好きであるためには、心が素直でないといけません。
皆さんもご存知の松下幸之助さんは、まさに素直を
絵に描いたような方でした。ある時、インタビュアーの方が、
松下さんに「松下さんは素直の何段ですか?」という
質問をしたそうです。すると松下さんは、「私はまだまだ
素直の初段です。」と答えられたと聞いています。
私は新しいもの、不思議なものを見るのが大好きで、
毎日毎日新鮮な驚きをしています。こうした驚きの
素となるのは、好奇心です。この好奇心がある限り、
人間は成長します。そしてその好奇心で見知らぬものを
知ったとき、新たな願望が湧いてくるのだと思います。
素直とは、「どんなことも、批判や否定をしないで、
まず受け入れる」ということです。そうした意味で、素直さ
というのは、その人が勉強熱心かどうかに大いに
かかわっているようです。
勉強する際のポイントとしては、
(1)やむを得ず必要に迫られてする場合、
(2)興味があって自主的に好きでやる場合が、
もっとも効果が上がるといえます。
たとえば、モルモン教徒は40日ぐらいで外国語を
1カ国語マスターするそうです。私の友人の
ケント・ギルバートさんは、日本への布教のために
、40日ほどで日本語を覚えたといっていました。
また韓国の三星(サムソン)グループでは、幹部社員
には通常、日本語と英語を話せないとなれないようですが、
99%の人々は42日間で1カ国語を覚えるようです。
私も、その語学研修を見学しましたが、なるほど
と思いました。私を含めて普通の日本人が10年
学んでも英語をマスターできないのは、
「必要がないから」が最大の理由だと思えます。
この「必要やむを得ない場合」に、匹敵するくらい
学べるのが「興味があって自発的に学ぶ場合」です。

~素直に受け入れ、日々新た・・・~
私は、沖縄アクターズ・スクールのマキノ正幸校長と
親しいのですが、マキノさんのハード訓練に耐え、
すばらしく伸びる若い人たちの秘密は、「興味があって
好きで自発的に学んでいる」からです。彼らの中には、
神がのり移ったとしか思えないほど、普通の人間技では
なしとげられないような神々しい踊りと歌♪で、私を
魅了してくれる若人が何人もいました。自発的に真剣に
取り組む時、人は無限の力を発揮するようです。
このような人たちにはびっくりさせられ、すがすがしさ
さえおぼえますが、私の好きなのは、「必要やむを得ず」
よりも「興味を持って自発的に」の方です。
ともあれ学ぶというのは、よいことです。この場合、
先ほども話したとおり、「素直」でないと、ほとんど
学べません。「素直」とは、「自分を無にすること」です。
既存の知識とか経験には、とらわれないこと、
どんなことも否定や批判をしないことです。
武道家の藤平光一さん、青木宏之さんやバレエの
西野皓三さんなど、私と親しい「気」の達人たちは、
人間技でないようなすばらしい技を見せてくれますが、
すべて「素直」=「無」から生み出されたようです。
無に興味、自主性、真剣さが加わると、
沖縄アクターズ・スクールの10代の若者のような
神技が出てくるのだと理解しています。
ともかく勉強好きで、素直になると効率的に
正しい上手な生き方が、あっという間に体得、
会得できます。そのためにはまず自分自身のことを
知る必要があります。自分のことを深く
知るには、まず過去の経験の分析、自分の特性、
いまからやりたいことの三つを、素直に勉強好きに
なってまとめてください。まとめ方は自分流で
けっこうです。効率的に自分のことがわかります。
まず、その手法を体得し、自分のことから他人の
ことや世の中のことにまで興味の対象を広げて、
他人や世の中のことを知る第一歩にしてほしいと
思うのです。
これらの基本は、『勉強ぐせ、素直ぐせ、プラス発想ぐせ』
です。それが、上手に正しく生きる第一歩だと
信じています。皆さんもまず何事も素直に受け入れ、
日々新たなことを知って、明るく前向きに生きて
いただきたいと願います。
(舩井幸雄談、文責・佐野浩一)

