佐野浩一の夢つづり20201228
「仏さま、神さまを信じる」という言葉も、自分にとって都合のよい願いを託すときによく用いてはいますよね。私たちの「信じる」とは、どこまでも自己中心的なところから離れない行為であるとも言えます。信じるという一般の語は、思い込む、念じる、祈る、あるいは信念などの語と類似していて、「私」の意志の力で作り上げる心理作用です。私たちの「信じる」には、どうしても自己の意思が混じります。浄土真宗には同じ意味で「聞即信(もんそくしん)」という言葉があります。これは「阿弥陀仏の教えを聞いて、そのまま受け止めること」=「信心」ということであり、この言葉がまさに今回のメッセージにつながっているとも考えられます。
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