本物研だより

特集

誠の麻・精麻

大麻草の皮からとれる靱皮を研ぎ澄まし、輝くばかりの繊維を 精麻 といいます。
日本人が昔から“麻”と呼び、生活を支える基本素材として使われていた日本古来の麻・大麻の本領はこの精麻にあり、神道ではこの繊維こそが清めの本質として今でも使われています。

水で身を清める禊ぎはよく知られており、今も神社の入り口にある手水舎は簡易な形で身を清めるものですが、より強い禊ぎを行なうためには海浜の塩水を用います。その考えから清めの塩があり、いまでも塩を用いる清めはよく知られおります。

それらで祓えないものを祓う本質的な清めを行なえるものが日本古来の麻・大麻の繊維です。

今でも神事の際に神主の振る大麻(おおぬさ)に精麻が結ばれており、これが祓い清めの主で、もともとの作法は精麻に触れ引きなでることで清められるものと考えられてきました。とはいえ大麻草の繊維なら何でも良いわけではなく、我が国に伝わる伝統的な大麻農業で生産された輝く精麻でなければ意味がありません。これは精麻の輝きの中に天照坐皇大御神の格別な御神威を現す荒御魂の光を見いだしたためではないかと考えられますが、光があるほど浄化の力が強いと考えられています。

 

 

この輝く繊維を生み出すには古来より伝わる伝統的な農業が必要で、大麻草は強く成長も早く肥料も他の農作物に比べ比較的少なく済むものの、輝く繊維・精麻を作る農業は簡単なものではありません。
土作りから始り、播種、中耕、収穫時はとくに夏の暑いさなかに行なわれることからきわめて過酷な労働を強いられます。そんな辛い作業ですが大麻農家の方々は至誠をつくし輝く繊維を生み出しています。

神道における清浄の概念に『正直を以て清浄と為し、或いは一心不乱を以て清浄と為し』とあります。
まさにその言葉通りの農業から生み出される誠の麻・精麻は日本の心そのもので、その輝きは日の本の民となのる私たちに日と共にあると強く実感させるものです。

 

 

那須高原・大麻博物館 高安淳一氏
【コメント】麻とは、遥か昔から日本で愛されてきた日本人になじみ深い植物です。麻を身につけていると、身につけている感覚を忘れてしまうほどに馴染み、また、神聖なものに守られているという気もします。この日本で昔から愛されてきた麻に触れていただき、麻の魅力を知ってください。
【住所】那須町大久乙1-5 【電話番号】0287-62-8093
【営業時間】平日12~18時、土日祝日10~19時、木休
【URL】http://www.nasu-net.or.jp/~taimahak/

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