本物研だより

特集

第4回 急激な血糖値上昇と老化の関係

前回は、小食・断食で若返り遺伝子がオンになるというお話をしましたが、今回は、若返りと健康に関係する血糖値についてお話していきたいと思います。
更にわかってきたことは、急激な血糖値の上昇が、次の3つの理由により老化を加速させているということです。

その1 血糖値の急激な上昇は、細胞膜にダメージを与え老化を促進させる

はじめに、血糖値に関係の深いGI値について、理解を深めていただきたいと思います。
GI値(グリセミック・インデックス)とは、炭水化物を含む食品を摂取した直後の血糖値[血中ブドウ糖濃度]の上昇度合いを、同じ量のブドウ糖を摂取した直後の血糖値の上昇度合いと比較した値のことで、100を最高値として数字が大きいほど血糖値が上がりやすく、小さいほど上がりにくいことを示します。
 具体的にGI値が高く急激に血糖値をあげる代表的な食品は、白砂糖と精製された白い穀物です。
精製された白い穀物というのは、白いご飯、白いパン、うどん、小麦粉、そうめんなどです。しかもビタミンやミネラルを含む胚芽の部分を捨ててしまっているので、カロリーはあっても栄養は乏しい食品なのです。
また、市販されている甘いジュース、コーラ、炭酸飲料、コーヒー、紅茶などには、なんと10%程度の白砂糖が含まれているようなのです。冷えていますと味覚が鈍くなりますのでそれほどたくさんの砂糖が入っているとは気づきにくいものですが、1本のペットボトルが350mlとすると約35gの白砂糖を摂っていることになります。また、砂糖を使用したお菓子類(ドーナッツ、クッキー、ケーキ等)も、カロリーばかりが高くて、ビタミンやミネラルなどの栄養を含まない空っぽの食品です。
身体が健康であれば、すい臓からインスリンが分泌されて、ブドウ糖を細胞に取り込んでいきますが、長いこと清涼飲料や甘い物の過食を繰り返し、血糖値を急激に上げる食事を続けていきますと、急激なスピードで細胞にブトウ糖が押し込まれる際に細胞膜のダメージが繰り返し起こるため、それが老化促進の要因になるというのです。
「血糖値を急激に上げる食事は、細胞膜に炎症を起こし、老化を加速させる」とアンチエイジング(抗老化)医学の世界的権威であるクロード・ショーシャ博士(フランス)とニコラス・ペリコーン博士(アメリカ)の両氏も強調して言っています。

ミスユニバース代表になるような世界の美女たちは、その美しい容姿を作り保つために細胞膜にダメージを与える可能性のある白い食品を摂らないそうです。さすがですね。

その2 急激な血糖値の上昇は、老化促進物質AGEを生み出す

また、細胞膜のダメージが繰り返し起こりますと、ブドウ糖を細胞に取り込む機能が衰えて、血液中に糖がだぶついてしまいます。
更に、血液の中にだぶついたブドウ糖が、たんぱく質などと化学反応を起こし、AGEと呼ばれる老化を促進させる異常代謝物を生み出していくのです。これが、細胞膜や糖鎖(=細胞にとってのアンテナのようなもの)に付着して、細胞の機能を劣化させる事も老化の大きな原因であることがわかってきました。
この反応をグリケーションといいますが、糖尿病になって血液中に糖がだぶついてくると、このAGEが慢性的に大量に作られるようになり、身体は急速に劣化していくのです。 
糖尿病になっていなくても、このAGEは血糖値が上昇しているときに、常時作られています。
ですから急激に血糖値を上げることは、AGEによって老化が促進され、しかも糖尿病やその予備軍を作り出すリスクもあるというのです。

その3 急激な血糖値の急上昇は、反応性低血糖や糖尿予備軍を激増させる

更に分かってきた事は、大食、砂糖菓子類、あるいは市販の甘い清涼飲料などから糖質を多く摂り入れますと、血糖値が急上昇し、急激なインスリンの放出に反応して、低血糖を招きますので、繰り返し甘いものがほしくなるという悪循環にはまってしまうのです。
そういえば、体重が60kgあった頃の私は、白いパンや白米が大好きでよく食べていましたし、夕方ごろ、急激にお腹が空くので、お菓子などの甘いものを毎日のように摂っていましたので、低血糖を起こしていたのだと思います。このように低血糖になるのは、血糖値を急激に上げる食品を摂ったことの反応で大量のインスリンが働いて、急激に血糖値が下がるで、反応性低血糖と言われています。
血糖値が急激に下がると脳が飢餓状態になりますので、手っ取り早く血糖値を急激に上げる糖を含んだ食品が異常にほしくなるのです。
このように血糖値のアップダウンを激しくさせる食品は、反応性低血糖から糖尿の予備軍や糖尿病を作ってしまう恐れがあるというのです。私の父親は軽度の糖尿病でしたので、おそらく、私自身も体質的に糖尿になる素因はおおいにあったと思います。

では、低血糖症を起こす仕組みの図をご参照ください。 

私は、30代半ばから体重が増え始め、ついに44歳で体重が60kgになってしまったのですが、ただ体重が増えただけではなく、反応性低血糖症にもなっていて、AGEなどの老化物質が体内で発生していて、老化が加速されていたようなのです。
44歳で酵素に出会うことなく、そのまま歳を重ねていたら今頃どうなっていたことでしょうか。当時の写真をご縁のある方にお見せするとユーモラスなので笑いを誘いますが、あの延長線で8年経過していたらと思うと冷や汗が出ます。
今では、太って老化したことも貴重な体験だと感じています。代謝が落ちて太り、おまけに老化が加速した状態から、酵素断食ダイエットによって誰もがあっと驚くほど健康的に痩せて若返ったことは、自分にとって大きな自信となりましたし、モチベーションもおおいにあがりました。

酵素断食で減量するのはとても簡単で、3日プチ断食後は体調も気分も劇的に改善されたのを実感しました。
 更に色々学んでいくうちに、蓄積された老化促進物質であるAGEも、断食によって解消すことができることもわかってきました。
くいしんぼうだった私ですが、3日酵素断食を行なってからは過食も改善され、急にお腹が空くことも無くなり、甘い菓子類も自然と欲しなくなっていきました。
 本当に、酵素断食ダイエットとの出会いによって、若々しく健康的な身体と爽快な気分を取り戻したのです。大げさではなく、人生の質が大幅に向上したのです。
このたくさんの恩恵をもたらす可能性のあるダイエット法を皆様の人生に役立てていただければ何よりです。

※厚生労働省の平成19年国民健康・栄養調査によると、日本では、糖尿病及びその予備軍である方が激増中だというのです。糖尿病の可能性が否定できない人(予備軍)は約1320万人、糖尿病が強く疑われる人は約890万人、合わせて約2210万人と推定され、今や国民病になりつつあるそうです。
つまり、5~6人にひとりは、糖尿病及びその予備軍であるというわけなのです。
そして、糖尿病になるとAGEという老化促進物質が常時体内で発生しますので、加速的に老化が進んでいくのです。
特に夏場は暑くなりますとのどが渇きますし、エネルギー補給としてよく冷えた甘い清涼飲料を大量に飲む方が増えているそうですが、そういった習慣によって、最近では若年性の糖尿病も広がっているというのです。 

私のメタボ体験から、平素の食事で、GI値のコントロールをしながら、小食や断食を心かげて生活していくことが糖尿の予防になり、健康で若々しい身体を維持していく上でも大事なことだと痛感しました。
ただし、単純にカロリー制限だけのダイエットやGI値の低い食品ばかりに偏り炭水化物を抜いたダイエットは、脳に飢餓感を与え、解毒や代謝に必要な栄養素の不足を招き、かえってリバウンドを起こすリスクを高めますので、くれぐれも栄養の質は落とさないように心がけてください。栄養の摂り方については追ってお話していきたいと思います。

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