本物研だより

特集

遠赤外線と健康

遠赤外線

『“温かさ”とは何でしょうか!
遠赤外線は、“温かい”というイメージは浸透していますが、
本当に理解している人は少ないように思います。』

そうおっしゃるのは、株式会社ユメロン黒川の長谷川剛明さん。
今回は「遠赤外線」のプロフェッショナルである長谷川様に、“遠赤外線と健康”について教えていただきます。

遠赤外線
遠赤外線
 人が“健康的な温かさ”を感じるには主に4つの条件が必要です。

1、温度・・・温度計で表せます。

2、湿度・・・湿度計で表せます。そして、温度を人にを伝える役割。
したがって湿度がないドライサウナなどは100度超えでも火傷する事はありません。

3、遠赤外線・・・高度な計測器を使わないと量れません。
体内の水を低エネルギーで振動させ熱を作る=ジアテルミー効果・ジュール熱の原理など。
細胞内の水と共振させると効率が良いので地球上では8~15ミクロンの波長幅(遠赤外線)が有効といわれています。

これを利用してアジの干物のほとんどは遠赤外線・乾燥機で水分だけを飛ばして8時間で製造されているそうです。ここで大事なのは、遠赤外線がピーク波長であること。いくら遠赤外線が出ていても近赤外線が少しでも強ければ、全く意味がなくなり逆効果になります。

4、フォトン(光子量)・・・かなり特殊な計測器でないと量れません。
主に太陽からの光の粒子量で、生体の場合ミネラルを触媒にし、ミトコンドリアの発電をさせ、健康を維持するのに必要です。冬から春にかけてのお日様の心地よさがこれに当たると思います。

また、最近の植物工場で赤と青の光を至近距離で当てると成長が早いそうですが、この応用でもあります。人の場合でもケガからの回復が早いと、EUなどの国で実用化されています。

これらの条件がバランス良く揃うと「健康的で心地よい温かさ」が得られます。
この条件に近い環境をお手軽に再現しようとすると、本当の遠赤繊維をまとってから「ひなたぼっこ」をする事だと思います。

遠赤外線

初級編・・・湿度との関係
遠赤外線

気温が高いと当然暑く感じますが、暑さを皮膚へ伝える手段としての湿度(水)がないと暑さは感じにくくなります。逆に温度がさほど高くなくても湿度が90%以上だったりすると蒸し暑いとなり不快を感じる暑さとなるものです。

30年ほど前にサハラ砂漠に行った事がありますが、気温が40度から50度あっても日陰にいれば案外と涼しかったのを憶えています。

湿度0%に近かった為だと思います。地元の青年がスキーウエアを着ていたの良く憶えています。これは、熱い日差しと外気を肌に接触させない。自分から出る湿度を逃がさないので快適性が高まるのでしょう。夏のサハラでもスキーウエアが丁度良かったのだと思います。

遠赤外線

中級編  一番難しいのは、生きている人を安全に温める事です。

温かさだけを追求するならば、通気性のないビニールなどを肌側に外側を強固な断熱材で包んでしまえば良いのですが、しかしこれでは湿気がこもり不快で不健康な暑さになってしまいます。

人の体温は37度弱ですが、快適な皮膚の表面温度は30度くらいで、身体からの放熱と放湿を維持するために季節にあわせた衣類・寝具が必要になります。
つまり、温めながらもある程度の湿気を保つか・逃すか・コントロールする事が必要になります。

オーラストーンシリーズの繊維をはじめ本当の遠赤外線繊維は、水に振動・高活性を与えるため水分の揮発性が高まります。つまり温かいのに蒸れないという事になります。

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これは立命館大学の実験でも証明されており、介護の現場でも、車椅子に座り続ける方、寝たきりなど身体が不自由の方に“温かいけど蒸れない”と気持ちよく使って頂いています。

生体において遠赤外線は、温かさをキープしますが、もう一つの効果は血管を広げることです。

この遠赤外線波長を優先的に浴びると血管が開き血行が良くなります。

血流があがれば、酸素が細部にまで満たされるようになりますので健康を取り戻すことになります。

コリなどは、血流が悪く部分的な酸欠にあると考えるとわかり易いと思います。

酸素がなければ筋肉・脳・内臓ほか全ての細胞は機能しません。

 <遠赤外線がもたらす重要なチカラ>

・体液を微振動(共振)させる事で深部まで低いエネルギーを深部まで届ける
  (遠赤外線が直接肌から入り作用する事ではありません。)

・血管を拡張させ酸素供給を促す。→老廃物の排除、疲労回復の促進、安眠促進、他

・痛みの軽減(天然石を使ってのエビデンスがあります)
                ↓ ↓
  これらの理由から、気持ちよい温かさを体感できる。

遠赤外線

応用編、遠赤外線でココロから健康を整える

良くあることですが勉強会をやっていると「身体を温めればいいんでしょう!」と言って早々に帰ってしまう人がいます。

遠赤外線

・・・全然違います。こういう発言をする方のほとんどは、“温め”を勘違いしている場合が多いのです。

私は、ホットストーンを使った施術をしていますが、肩や背中が硬い・こっている方ほど、貼るタイプのカイロを身体中に貼っています。温めているにもかかわらず「冷たく」「硬く」なっており「痛い」のです。

部分的に体温以上の熱を感じると、脳は逆に“冷やせ”とう命令・自律神経が働きます。

コタツや電気毛布を使い過ぎると かえって風邪をひいたり、寒むがりになってしまう事もあると思いますが、これにあたります。

同じ熱でも近赤外線と遠赤外線では健康への効果は、逆になりますから注意が必要です。
よくテレビCMでやっている発熱繊維や使い捨てカイロ、安価な電気ストーブ・コタツなどは、近赤外線を大量に放射しますので熱を感じるは早いのですが、紫外線と同じ破壊光線でもあるので細胞が破壊され血管が硬くなってしまいます。ちなみにコタツに素足で入る場合は、30分で皮膚の劣化が始まるという研究もあります。

さらに糖質が多い、亜鉛などミネラルが足りないなど栄養の偏りのある方は、皮膚も含め神経全体の感覚が鈍くなり強烈な熱量(近赤外線)でないと温かさを感じられなくなってしまいます。

味などの感覚も鈍感になります。つまり 鈍感⇔栄養の偏り⇔寒がり・近赤外線⇔鈍感 の不健康のループに入ってしまうのです。これが「カイロ貼りっぱなしなのに冷えている人」となります。

これを治す場合は、敏感⇔糖質を減らす・薄味にする(加工食品を食べない)⇔遠赤で温める⇔敏感。と、回復・アンチエイジングへのループへ入ることです。

これは、あくまでも私の実感で数例しかありませんが、会話が難しい高齢な方ほか、ウツ・痴呆と診断された方でも、脳へつながる背骨をホットストーンで温め、強張りを取って呼吸を整えて行くと、施術の終わりごろには会話が成り立つようになる事があります。
(本人が喋りなれているであろう昔話から聞き出すと良いキッカケになります)

酸素が潤沢にあること、神経(微弱電流)が通る条件が整うことが重要なのだと思います。

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■□■プロフィール■□■
遠赤外線

長谷川剛明(はせがわ たけあき)
株式会社ユメロン黒川

1966年生まれ
 広告制作とイベント運営会社を経て美容器の販売、テレビショッピングの出演など。
 38歳の時に患った病気をきっかけに不健康生活からの脱却を目指し独自の健康法を追及。
 その後、医療機器の販売、ラジオ局の通販番組の担当を経て、現在株式会社ユメロン黒川へ。大手介護会社での依頼で病院・自治体主催での健康講座「腰痛・ひざ痛予防講座」や「要介護にならない為の講座」などを実施。

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