佐野浩一の夢つづり20231204
こんなお話があります。『旅人の話』といいます。ある町がありました。一人の旅人がその町にやってきました。町の入り口の門のところに一人の老人が座っていました。旅人は聞きます。「おじいさん、この町はどんな町?」おじいさんは聞きます。「あなたがいままでいた町はどんな町
佐野浩一の夢つづり20231127
腰塚勇人さんの「気もちの授業」から引用を続けます。『彼女のその言葉を聞いた夜、私は一晩中泣きました。今まで溜め込んでいた気もちが一気に噴き出した夜でした。そして、リハビリの先生は、決してすべてを失ったわけではないから、命と未来は残っているから、「一緒に頑張りま
佐野浩一の夢つづり20231120
腰塚勇人さんの「気もちの授業」から引用を続けます。『心が苦しいときに「頑張れ」と言われても……頑張れないんです。だって、もう精いっぱい頑張っているのだから。これ以上、何をどう頑張ればいいのか分からないのだから。』(そんな中でも、生きる勇気を与えてくれた人がいま
佐野浩一の夢つづり20231113
腰塚勇人さんの「気もちの授業」から引用を続けます。『励ましのために言ってくれているには頭で分かりながらも、手足の動かない俺にどうやって頑張れっていうんだ……心の中では、そんな気もちでした。それと、もうひとつは、お前もこうなってみろ、あなたも俺と同じようになって
佐野浩一の夢つづり20231106
11月26日(日)に、熱海にて、公益財団法人舩井幸雄記念館主催、第23回講演会を行います。ご一緒する、命の授業講演家の腰塚勇人さんのことを書かせてもらいます。腰塚さんは、いまから20年くらい前にスキーで首の骨を折り、首から下がまったく動かなくなりました。医師か
佐野浩一の夢つづり20231030
パタゴニアのシェイナード氏は、さらに続けます。「賢い消費者、善良な市民として責任ある行動をしたいと思うなら、一番いいのは古着を買うことだ。次が、ドライクリーニングやアイロンがけをしなければならない服を買わないこと。洗濯には水を使う、なるべく吊るし干しにする、せ
佐野浩一の夢つづり20231023
環境負荷についてはいろんな観点があります。パタゴニアでは、環境にも大きく影響する「手入れや洗濯は簡単か」という点がポイントとなります。アイロンは電気の無駄遣いであり、温水による洗濯はエネルギーの浪費になります。ドライクリーニングは有害薬品を使います。乾燥機は着
佐野浩一の夢つづり20231016
パタゴニアでは、徹底的に「最高」が定義されていきます。・機能的であるか・多機能であるか・耐久性は高いか・修理可能性・顧客の体にフィットするか・シンプルの極致か・製品ラインアップはシンプルか・革新なのか、発明なのか・デザインはグローバルか・手入れや洗濯は簡単か・
佐野浩一の夢つづり20231009
現在のパタゴニアの経営理念は、さらに踏み込んだものになっています。「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」。たとえば「製品デザイン」なら、「常に最高をめざす」としています。ここで難しいのは「最高とは何か」という定義です。実際、世界一といえばイタリ
佐野浩一の夢つづり20231002
2017年に刊行され、再びパタゴニアという世界でも珍しいユニークな会社の存在を世に知らしめることになった『[新版]社員をサーフィンに行かせよう パタゴニア経営のすべて』。著者は、創業者のイヴォン・シュイナードです。あらためて、本物研究所の未来も重ね合わせて読ん